煉獄杏寿郎に学ぶ

知っているストーリー…

漫画で何度も観たし何度も泣いたのに…

やっぱり泣きましたー😢

絵が本当に美しく、綺麗で、
静けさの中に絶妙なタイミングで心地よく響く効果音もとても良かった。

時代を思わせる優しく淡白な色合いと
伝えたいことの熱を力強く表現する色濃い色彩の使い分けに、心が揺さぶられました。

大画面いっぱいに映るキャラクターたちの目が、瞳が、自分の目に飛び込んで来た時、その圧倒的な強さと優しさと眩しさに、くらっとしました。

炭治郎の瞳に映る煉獄さんの姿が、
絵のサイズとしては小さいのに存在が圧倒的に大きすぎて、一瞬時が止まり取り憑かれたかのように魅了されました。

映画もアニメも漫画も、
そこには必ずメッセージがあります。

立場によっても解釈が異なりますが、
今回の鬼滅の刃での炭治郎と煉獄さんは
社会においての人間関係の縮図と
人としての在り方が問われていました。

齢20…煉獄杏寿郎、恐るべし

漫画→アニメ→映画と、見る度に印象が変わり魅力が増し深く深く好きになっていくキャラクター。

普段は親しみやすく、
呪術をかけられたとはいえ炭治郎が肩を借りて寝てしまうほどに友好的な関係を築けるあたたかい人。

責務を果たすその時は、
規律性高く
威厳をもちリードしながらも背中をそっと支えてくれる頼もしさと包み込むような優しさがあり、
いるだけで士気が上がり、
いてくれると思うだけで持ち合わせている力以上のものを発揮できるような影響力の高い人。

『柔く剛く』そのもの。

常に笑顔で焦りを見せない姿が他に安心感を与え、
「なんとかしてくれる」
「なんとかなる」と思わせる。

けれど炭治郎たちは知ってしまう。

どんなに強い人でも物理的に勝てないコトやモノがあるということ。
なんとかしてくれるという期待と希望が、願い虚しく散ってしまうことがあるということを。

煉獄さんの生き様と死にゆく時の姿、
それら一連を傍観しながら最期を見届けることとなってしまった炭治郎たち。

なんとかならなかった現実・・・

煉獄杏寿郎という人間を通して、
日本社会における
「トップやリーダーに対して、それ以外の人間が抱く、淡く脆く自分勝手な責任のなすり付けや、全ての事象に対してどこか他人事でふわりとしていることの危機に対する問いかけ」
を感じました。

コロナ禍の一連ともリンクする…

責務を全うし、
「気にするな」と、責任下にあった全てのことを最期まで背負い去ってゆく煉獄さん。
カッコイイ。

炎柱らしく、
「心を燃やす」を体現し
「心を燃やせ」と遺された者たちの心に炎を灯した煉獄さん。
カッコイイ。

「胸を張って生きろ」は
胸を張れる生き方をした人間だからこその言葉。
燃え尽きる瞬間笑顔でいられた生き方と
燃え尽きて尚、心に圧倒的な存在として君臨し続ける煉獄さん。
カッコイイ。

あぁ、カッコイイ。

燃え尽きて自分が灰になる人
燃えすぎて他を灰にしてしまう人…
そんな人もいるけれど、

煉獄さんは燃え続け、
絶妙なアツさで後を継ぐ者たちの力の一部となりました。

こういうふうに、
人が人に誇り高き生き様を継承し続けたら、
家族も会社も社会も世界も
きっとアツく素晴らしい熱を保ち
未来永劫繁栄し続けるんだろうなぁ〜♪

煉獄杏寿郎も、映画「鬼滅の刃 無限列車編」も、
アッパレでした!!!

mana

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