耳ほぐし

顔の歪み解消や呼吸のしやすさを得るために
レッスンでも時々取り入れる耳ほぐし。

耳を引っ張ることで、
頭蓋骨の真ん中にある『蝶形骨』を
調整しています。

蝶形骨は眼球を支える骨です。

耳と同じライン上にあることから
目や耳を酷使し疲れが溜まると
頭の中の蝶形骨が圧迫され、
かたくなったり歪んだりして、
頭痛や頭の重だるさを感じるようになります。

蝶形骨の歪みは目の高さに影響します。

目の高さが異なる人は
蝶形骨が歪んでいることが多いです。

蝶形骨の上には
トルコ鞍と呼ばれるくぼみがあります。

その中には脳の一部である脳下垂体が収まっています。(脳下垂体の話はまた今度)

脳下垂体のまわりには、
硬膜静脈洞と呼ばれる無数の穴があり、
その穴の中を内頚動脈や脳神経が通っています。

ストレスも蝶形骨の歪みを生みますが、
蝶形骨にたくさん通っている血管や神経の働きが悪くなると、
疲れやすくなり、気持ちが落ち込みます。

蝶形骨の筋膜は気管・食道・心臓を包みながら横隔膜までつながっているため、歪むと全身のバランスが崩れ姿勢不良を起こします。

下顎が引っ張られると
側頭骨と蝶形骨が引っ張られます。

側頭骨と蝶形骨は頭蓋骨の要なので、
頭蓋骨が歪み、背骨全体が歪んでいきます。

腰痛も蝶形骨が関係していることがあります。

耳を斜め上に引っ張ると、
耳と頭のすき間が開き蝶形骨が自由になります。

神経の通りや血流も良くなり、力みがとれることでコリや疲れの解消につながります。

耳をもみほぐすことにも
たくさんの効果があります。

左右を合わせると、
耳には約350ものツボが存在します。

耳を引っ張る時にもツボが刺激されます。

耳を引っ張ることで得られる効果は
他にもあります。

👇


✅眼精疲労の緩和


耳を引っ張ることで、視神経の緊張が緩み、血流が促進されます。

眼球まわりの筋肉も伸びるので、目が開けやすくなります。

視界がクリアになり、視力回復も期待できると言われています。


✅新陳代謝があがる


酸素と血液の巡りが良くなります。

耳をほぐしただけで全身があたたまるのを感じられるはずです。


✅顔まわりのリフトアップ


表情筋がゆるみ、血液の巡りが良くなることで、老廃物の排出がスムーズになります。

細胞が活性化され、たるみやむくみを軽減します。


✅ストレス緩和


脳と全身の神経の緊張がほぐれ、こころもからだもリラックスします。


✅睡眠の質が高まる


自律神経やホルモンバランスが整い、熟睡効果があります。

やり方
👇
耳の上のほうを掴んだら、斜め上方向に息を吸いながら引っ張ります。

耳の真ん中は真横に、耳たぶは真下に、息を吸いながら引っ張ります。

回数は各3〜5回。30秒〜1分を目安に。

「気づいた時にやる」でOK⭐︎

ピースサインをつくり、耳の前に中指、耳の後ろに人差し指をおいて、前から後ろに円を描くように回してもいいですし、耳を掴んだまま回してもいいです♪

その他レッスンでやるのは、
👂耳を上下にたたむ・たたんでねじる
👂耳を後ろから前にたたむ

耳を引っ張りながら顔を動かしたり、首を動かしたりすることもありますが、それはレッスンで♪

耳は、赤ちゃんのようにふにゃふにゃしているのが理想的です。

皆さんの耳は柔らかいですか?

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