発酵食品と熱
味噌もヨーグルトも、『栄養』というワードで必ず出てくる発酵食品です。
味噌の原料の大豆には、
タンパク質・ビタミン・ミネラル
といった栄養素が豊富に含まれています⭐︎
発酵させると、消化吸収が良くなり、
さらに栄養価も高まります。
味噌が発酵すると『脂肪酸エチル』という物質が出てきますが、これにはがん抑制の効果があり、酵母・麹菌・乳酸菌にも同様の効果があります。
「味噌汁を飲む頻度の高い人ほど胃がん死亡率が低くなる」とも言われているくらい、
昔から味噌は日本人の健康のそばにありました。
気をつけたいのは、
乳酸菌は50℃以上、
酵母は70℃くらいで死滅するということです。
味噌汁をつくるとき、
沸騰後に火を止めてすぐに味噌を溶かしてしまうと、乳酸菌も酵母も死滅してしまいます。
味噌は火を止めて10分ほど経ってから溶かすと、乳酸菌や酵母を生きた状態で摂ることができます🙆♀️
ヨーグルトも同様で、
加熱すると乳酸菌が死滅します。
40℃前後だと乳酸菌は活発になるので、
乳酸菌効果を期待する人は
低温調理でお料理に使うか、
そのままソースなどにするのがオススメです⭐︎
それなら、味噌もヨーグルトも加熱しないほうが…と思うかもしれませんが、
熱に負けてできた死菌は
腸壁を刺激し免疫物質を分泌することで免疫力を高めたり、
腸内の老廃物や悪玉菌を吸着して腸内をお掃除する役割を果たします。
死菌は、善玉菌のエサにもなります⭐️
乳酸菌や酵母が死滅しても、健康効果や栄養成分がなくなるわけではありません♪
何を目的に、
どんな効果を得たいのかによって、
発酵食品をどのように摂るかを選びましょう⭐︎