柔軟性の高め方
柔軟とは、筋肉と腱を伸ばすこと。
体が柔らかいとは、
関節が動く範囲が大きいこと。
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関節を動かすためには筋肉が必要です。
動かすための筋肉があり、その筋肉の質を良くすることは体の動かしやすさにつながります。
柔軟性が高いことで筋肉はリラックスした状態で動かせます。
持久力も向上し、エネルギー消費量が高くなり、体温も上昇します。
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柔軟性は筋肉・靭帯・腱・骨の構造に左右されます。
体が硬くなる理由を加齢と考える人がいますが、組織の問題が幾らかあるとしても
本当の原因はストレッチ不足です。
使わない筋肉の筋力や機能は年齢に関係なく退化します。
これを廃用性萎縮といいます。
廃用症候群の一種です。
廃用症候群の症状には
☑️筋萎縮
☑️関節拘縮
☑️骨萎縮
☑️心機能低下
などがあり、動かない・動かさないことは身体の機能の衰えに直結します。
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ストレッチ方法は様々ありますが、
私のクラスの柔軟は
✅PNF
✅筋膜リリース
が主です。
PNFは、筋肉を短時間ギュッと強く収縮させた後に一気に弛緩させることで、脳の運動系の神経を刺激し、筋肉や関節が本来持っている可動域を取り戻すというものです。
筋膜は全身を覆っている薄いボディスーツのようなもので、筋肉を保護・結合・円滑に動かせるようにする働きがあり、「第2の骨格」と言われています。
長時間同じ箇所に負担をかけ続けたり、筋肉を使わずにいることで歪んでいきます。
軽微な歪みは入浴・睡眠で解消されますが、長時間放置すると筋膜は固着して動きが悪くなり、筋肉や関節の可動域に制限をもたらします。
筋膜の状態を整える前に伸ばすことだけをしても柔軟性は回復しません。
「伸ばす」の前には『縮める』が大切💡
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柔軟性を高める食べ物
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①クエン酸(酸味のある食べ物)
クエン酸は血液をサラサラにし代謝を促進します。
老廃物が細胞から除去されることで、筋肉に弾力性が生まれ、関節の動きが大きくなります。
クエン酸=酸っぱい=お酢=柔軟性が上がるという解釈がありますが、魚や肉とは違い、実際にお酢に人間の体そのものを柔らかくする力はありません。
ですが、お酢は疲労回復には効果的です。
②グルコサミン
関節の動きには軟骨が関係しますが、軟骨がすり減るのを防ぐのがグルコサミンです。
グルコサミンを多く含むのは、カニやエビなどの甲殻類の殻です。
市販のグルコサミンは、カニやエビの殻を原料にして化学処理をして分解加工されています。
すぐに食べれる食材では、きのこ類に多く含まれています。
③アルカリ性食材
体は酸性に傾くと硬くなります。
海藻などのアルカリ性食材が体を柔らかくする手助けをします。
④コラーゲン
全身に多く存在し、多様な役割を果たすコラーゲンは老化しやすいです。
コラーゲンの不足は、筋肉の収縮力低下を引き起こし、靭帯や腱は脆くなり、損傷回復が遅れます。
骨・軟骨・靭帯・腱・皮膚・内臓・血管に影響するので、コラーゲンは積極的に摂る必要があります。
●牛すじ
●豚もつ
●手羽先・手羽元
●うなぎ
●鮭
●ぶり
などを食べましょう♪
⑤エラスチン
コラーゲン繊維を繋ぎ止める役割をしていて、柔軟性や弾力性に関係します。
加齢とともに減少するので積極的に食材で補う必要があります。
コラーゲンと同様の食材のほかに、鰹や小魚で摂ることができます。