早発閉経を防ぐために

足元がどんなに不安定でも、
木も人間も力強く立ち生きています。

根をはり、
しっかりと地にしがみつき、
形を変えながら
傾いても尚そこに存在し続ける様は
とても気高く美しい🌲

人間の体も同じで、
おぎゃぁと生まれたその日から
体勢を変え、
身体を変え、
命尽きるまで
変わりゆく身体を愛おしみながら生きています。

年齢を重ねてゆくことを
ただ『老けること』と
ぼんやり思っていた若い頃。

目で見える『老いていく姿』は
見た目でわかることだけで、
体や心の変化や
ライフステージの変容は、
見えないか
もしくは、【わからない】というのが実情です。

40歳未満で「更年期」を経験する人は
全体の1~2%もいるといわれています。

そしていま、
20代女性の『早発閉経』が増えています。

20代で1000人に1人、
30代で100人に1人くらいの割合で
早発閉経に至る人がいるといわれていましたが、
実際はもっと多くいて
今後も増えていくことが予想されています。

早発閉経とは、
最後の月経から1年以上経った状態のこと。
閉経に向かう状態を
「早発卵巣不全」といいます。

早発閉経の原因は解明されていませんが、
リスクとして以下のことが考えられています。
👇
①遺伝子異常
性染色体などの染色体異常の場合があります。
性染色体の異常には、
✅ターナー症候群
✅通常は男性にしかみられないY染色体関与疾患✅脆弱X症候群
などが挙げられます。

②自己免疫疾患
卵巣を含む体内組織を攻撃する異常な抗体がつくられるものです。
✅甲状腺炎
✅白斑
✅重症筋無力症
などが挙げられます。

③代謝性疾患
✅アジソン病
✅糖尿病

④ウイルス感染症
✅おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)

⑤がんに対する化学療法

⑥放射線療法

⑦卵巣の外科的切除

⑧子宮の外科的切除

⑨有害物質
喫煙も含まれます。

私は⑨が大きいのではないかと思っています。

経皮吸収されるもの、
それから農薬や添加物などの影響は大きく、
タバコと同様に体に毒です。

膣の冷えなどを考えると
生理用品の見直しも必要ですが、
「生理用品が買えない」と話す若者が
オーガニック用品を手にとるのは難しい…
となると、
気をつけられるところを変えるしかありません。

そういうことを、
娘を見守る大人がきちんと教えてあげないと…
教育の中に
『体の守り方』は組み込まれていません。


初経からずっと生理不順が続いていたり、理由となりそうなものが挙げられたり、生理の不調を気に留めない積み重ねが兆候を見逃すことになり、生理がこないことを不安に思わない女性も増えているようです。

💣生理不順や無月経などの異変
💣ホットフラッシュや倦怠感などの更年期症状
「なんか変だ」と感じたら、
すぐに病院に行くべきです。

妊娠を望む場合は、
治療が遅れると手遅れになります。

私は更年期世代の健康指導に力を入れたいと思っていますが、それは向こう15年ほど先の日本の未来を見据えた活動になります。

2050年くらいには、もっと若年層の健康を重要視することが必要になると予測しています。

なぜ今から若年層に働きかけないのか?
必要だとは思っています。
ですが、現実問題、子どもたちの親世代から変わっていくことが近道だと考えています。

子どもたちの健康は
親や生活を見守る大人にかかっています。

まずは現行の子育て奮闘世代に働きかけて
30%の改革を。
その後、順番に、
次世代で50%、その次の世代で70%・・・
その程度でしか進めない気がしています。

日本の健康危機感は非常に乏しく、
情報流入も広まっていく速度も遅いからです。

医療費は保険に頼り、
健康投資をしない・・・
これは単純に意識の低さか
はたまた財力が原因か・・・

いずれにしても、
健康・好調の維持を考えることが少ない。

なんとなく抱えている大小さまざまな不調も
「あることが当たり前」
「上手に付き合うことがベスト」
みたいな考えに陥っていると、
現状維持から抜け出せず『変えない』まま、
いつかくるおっきい不調や病気を待って
そして泣きながら迎え入れることになります。

自分で両手を広げ、
病気をウェルカムしている人が多いんですよね。

この現実を引きずったまま大人が高齢になれば、
子どもが迷惑を被り、日本は崩壊します。

だからまずは大人から考え方を変えて、
健康知識を学び、
病気を予防する術を身につけて、
健康レベルの高さを子どもたちに見せることで
子どもたちの健康基準を上げることが必要です。

20代・30代の早発閉経が増えているのは、
きっと大人のせいです。

自覚をもって、責任をとるために、
せめてぴんぴんころりで人生を終えることで
『健康づくりに必要なことは何なのか』
これを証明したいです。

全部は無理だから、
できることをコツコツと🍀

生活習慣は、
早発閉経の発症に関わる可能性が大!

❌過度のストレス
❌不規則な食生活
❌激しすぎる運動
❌栄養不良
などはホルモンのバランスを乱し、
卵巣機能に悪影響を与えます。

ストレス管理をして
健康的な生活習慣を心がけ
早発閉経の予防に努めましょう!

mana

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