生きやすさをみんなで考える②
前回のブログでは、
生きやすさについての考え方やポイントを
まとめました✏️
👇
今回は心身健やかに暮らすための
環境整備編をお届けします💌
・
・
・
まず最近よくお伝えしているのは『香害』です。
例えば、ADHD(別名:注意欠如・多動症、注意欠如・多動性障害、注意欠陥・多動性障害)を抱える人は感覚に敏感で、光・音・におい・肌感覚の不快感が気分や機嫌に影響することがあります。
原因のわからない不快・不機嫌対策として、
モノについて見直すことが有効です。
特に嗅覚からの影響が強いですが、光の明暗や音の大小など日常生活で取り除けない刺激によるものの影響を受け体が悲鳴をあげていることに、本人も周囲も気づけていないことが多々あります。
肌に触れるものにこだわることも必要で、
衣類のちょっとしたチクチクなんかが
機嫌に影響することもあります。
全ての日用品や持ち物を変えることは難しくても、買い替える時に少し意識すると良いと思います。
・
・
・
発達障害は原因が栄養不足にあることもあり、
栄養補充の見直しをすることで
症状緩和や症状が改善した事例も多くあります。
栄養不足とは、
摂っている量の不足もありますが、
体質的に栄養吸収しにくい場合もあります。
下痢の人は良いものが吸収できません。
有害物質など体にとって害となるものを溜め込みやすい場合は、これを取り除き、溜め込まない体にすることが先になります。
何か特別に特定の飲食物を欲しがる場合は、
栄養の面から見直す必要があります。
日本では各症状に合わせて
薬(点滴なども)が処方されますが、
一時的な改善が見られても
長期的に頼るのは避けたいところです。
では、どうするか。
やっぱり栄養面の見直しをすることです。
例えば、癇癪は鉄不足ともいわれています。
発達障害の子は乳製品・小麦粉(グルテン)は控えたほうがいいといわれているように、影響が出そうなものを摂らないということも方法のひとつになります。
✏️
じゃぁ、摂らなければいけない栄養素って?
ということになりますが、
まずは3大栄養素!
🔥脳と体のエネルギーの源
①炭水化物
🔥体温を整える
②脂質
🔥体づくりの材料
③タンパク質
この3つがないと体は成り立ちません。
✏️
8大栄養素とは
3大栄養素+微量栄養素のことです。
3大栄養素に比べて必要とされる量は少ないですが、元気に健康的に生きていくために必要な栄養素が微量栄養素です。
💞心身の成長サポート
④ビタミン
💞バランス調整
⑤ミネラル
💞デトックス
⑥食物繊維
💞体のボディーガード
⑦フィトケミカル
💞生命維持活動の支え
⑧酵素
✏️
その他、
実に46種類もの必須栄養素が
健康づくりには必要です。
栄養素は
体内で互いに関連をもって働いています。
どれかひとつでも栄養素が欠乏すると
他のすべての栄養素がうまく働かなくなります。
栄養が運ばれるには順序があります。
体の中で健康づくりに欠かせないものの製造工場となる大元の部分でエラーが起きている場合もあれば、運び屋となる栄養素の欠乏により吸収されずにゴミとなっているケースも多いです。
46種類の必須栄養素のうちでひとつでも満たされてれていないものがあると、栄養素のバランスが十分に満たされているレベルまでしか体は正常に働きません。
この桶のように、良い器をもたないと栄養はこぼれ流れ出てしまうし、高さのある器でなければ摂り込める量に限りができてしまいます。
どの栄養素が足りないかで、
出てくる症状や病気は異なります。
排出と吸収がスムーズな体は、
不要な異物の侵入を防ぎ
必要なものをしっかりと吸収し
要らないものをきちんと出してくれます。
排出と吸収の機能低下は
栄養バランスから始まり、
理由のわからない
生きづらさにつながっていきます。
・
・
・
「その子らしさがなくなる」と薬を処方しないお医者様もいるようですが、別の方法で落ち着く可能性もある症状を薬や治療の一辺倒で片づけようとするのは長期的にみて逆にしんどくなってしまう場合があります。
栄養バランスの見直しはかなり有効のようなので、アレルギー検査とミネラル検査などをしてみるのも良いのかなと思います。
良かれと思って摂っていたものにアレルギー反応が出れば、それが不調の原因となるかもしれませんし、足りていると思っているものも案外理想値に達していないことがほとんどです。
数値化することは、
一番わかりやすく
最短ルートを見つけやすくしてくれます。
・
・
・
オーガニックを育てられる土壌が日本にはないことから、日本で作られる野菜の栄養価は低いといわれています。
ブロッコリーなら一日12kg食べてようやく、一日に必要な栄養素の一部が満たされるようです。
サプリメントの併用もオススメですが、
ドラッグストアなどの市販のサプリメントは
肝機能の低下を招くこともあります。
必要のないものが入っていたり、
体に有毒な成分が紛れ込んでいることもあり、
慎重に選ばなくてはいけません。
日本では製造が承認されていないものも、海外製であれば個人輸入などによって手軽に手に入ってしまいます。
だからメーカーは選ぶ必要がありますが、
吸収率が高く
腸負担のないものであれば、
サプリメントもプロテインも
子どもが摂って大丈夫なように作られています。
食べにくい・飲みにくいのであれば、
子どもが好きな食感に変えてあげましょう。
シャーベット
アイス
クッキー
など、
おやつを作る時の材料にするのもオススメです。
食事とおやつの両方で良質な栄養補給ができれば、体は確実に変わっていきます。
・
・
・
「発達障害の子の細胞は濁っている」
かなり強めの言葉ですが、
それだけの言葉をもって警鐘が鳴らされるのは、
人生を狂わし、尊い命を失ってしまうほどに
苦しんでいる子どもたちが増えているからです。
細胞の質は栄養で変わります。
栄養不足(バランスの悪さ)の判断には、
❌亜鉛不足だと爪に白い斑点ができる
❌スプーン爪なら鉄分不足
❌風邪を引きやすい、肌のカサつきがある、便秘や下痢を繰り返しているなら、タンパク質とビタミンとミネラルの不足が考えられます。
疲れやすい子には甘酒がオススメで、
いま時期なら甘酒は熱中症予防にもなります。
という感じで、
出ている体のいや〜な症状は
脳や体の気まぐれで出ているわけではなく
体からのサインです。
栄養不足を解消しましょう。
多すぎても少なすぎても、
気にしすぎても気にしなさすぎても、
良くありません。
見えるものはすぐに変えられます。
見えないものも
時間をかければ確実に変わっていきます。
栄養の補充は、
いま健康である人も
心身の健康度100%じゃない人にも必要です。
病気とは違う個性を変幻自在に変えられるのは、
栄養の摂り方がひとつの鍵になります。
・
・
・
子どものことを中心に書きましたが、
大人も同様になります。
隠れ栄養失調さん、増えていますよ!