プールは何をするところ??【つくばスイミングアカデミー見学】

「普段陸上で生活しているのに、どうして水の中で運動する必要があるんですか?」
と聞かれることがあります。

私はブログやFacebookで「陸上ではできないことが水中だと可能になる」と書いていますが、それは「陸上での運動が水中運動より劣っている」と言っているわけではありません。
むしろ、水中での運動は陸上での生活のためにある(もしくは水泳や水中での競技などのパフォーマンスを向上させるため)と思っています。

たとえば、水中だと浮力の影響で関節を陸上よりも大きく動かすことができます。
この水中ならではの利点を使って、日常生活の動きの質を向上させることが目的なのです。
「水中での動きを上手にするために、水中運動をしている」わけではないのです。(競技などは別にして)

今回訪問したつくばスイミングアカデミーは、デイサービスが隣接されているプール。10〜12時の間はデイサービスの方専用になっており、グループレッスン・パーソナルが行われています。

支配人の飯田さんとのご縁で伺ったのですが、この日は飯田さんがレッスンをする日でした。彼女はデイの方へのレッスンのためにさまざまな勉強や施設への見学に行ったそうです。そして上で述べたのと同じく、「水中でレッスンをするのは、日常生活の動作を向上させる(維持する)ため」ということをおっしゃっていました。

フィットネスクラブだったら、「肩こり予防」「機能改善」と名前のついたプログラムが示すとおり、「水中運動を通して健康なからだ(とこころ)を維持する」というのが定着していると思います。午前中のプールは、泳ぐ人より歩く人のほうが多いのも珍しくありません。

リハビリとこのようなフィットネスの水中運動は、レッスンを受ける人のからだの状態に違いがありますから同じようにとは言えないと思います。

しかし、過程の違いや提供するプログラムの形に違いはあれど、目的が「立つ・歩く・座る」を中心とした日常の生活動作の改善・維持にあるのは共通しているのではないでしょうか?

もちろん、その過程で水泳を習いたくなったら水泳をお伝えすればいい。それは水泳からこの世界に関わるようになった者としてはとても嬉しい。

でも、そうでなくてもいい。

健康に過ごすために水の力を使ってほしい。

水の中にいるだけで「ゆらぎ」を感じて心が休まったり落ち着いたりすることもあるから、極論プールでぼーっとするだけでもいいと思います。(ずっとじっとしていると体温を奪われるので注意!)

プールは泳ぐだけではないのです。泳げなくてもプールは使うことができるのです。

私は英語を習っていますが、「英語を習うのだったら、外国人とディスカッションができるようになるのが当然の目的だ!」って限定されてしまったら習いたくなくなるかもしれません。(将来的にディスカッションしたくなるかもしれませんが)

英語で歌が歌えるようになりたいから、外国人のともだちがほしいから、海外移住したいから…理由はそれぞれで、英語を習っていると思うのです。

かつては私も、「プール」=「水泳」一択でした。泳ぎを習得する場所、タイムを縮めるのが目的。だから、水中での移動は効率良く行うべきだし、それなら歩くより泳いだほうがいい。
わざわざ抵抗の多い「垂直体」で運動する意味がわからない。

レッスン後、飯田さん行きつけのお店で話した中で多く出てきたのは「もったいない」ということば。

水中というこんないい環境があるのに、必要としている人がいるのに、伝わっていない、知らない人がいるのはもったいない。

今年はリハビリを行っている施設を訪問して、どんどんブログを書いて行きます!もし興味がありましたら、ご一緒しましょう。

●今回訪問した「つくばスイミングアカデミー」(今後1〜2ヶ月に1回くらいの頻度で訪問予定です)

つくばスイミングアカデミー

●飯田さんと知り合うきっかけは「水治運動療法」でした

水治運動療法協会ホームページ

●フィットネスとリハビリの中間、国際ライセンスはこちらで取得できます!

ADI&ATRI認定アクアセラピー養成コース

●今後の見学予定

〔3月〕

・千葉(田井村先生のサークル見学)

〔4月〕

所沢

長野/ケアポートみまき温泉アクティブセンター

〔6〜7月〕

奈良(未定)