イメージの言葉とラジオ体操!
3年前、体操学会にて
「体操指導に関する一考察
~動きにイメージを持たせた言葉がけによる
体操指導について~」
というテーマで体操仲間と研究発表をしました
健康運動指導士
ヘルスケアシニアアドバイザーの
ねつひさこです!
号令によるラジオ体操の動きが
イメージのある言葉がけによって
どのように変わるかを調べた研究です。
小学生から大学生、成人、高齢者まで
幅広い年齢層の
約200人の被験者に検証しました。
例えば
ねじる動作は
でんでん太鼓のようにねじって
バケツの水を後ろへザバーン!
というように擬音語なども
交えながらイメージの言葉を
使って動きを伝え
イメージしながら動いてもらい
動きの変化、気持ちの変化が
あったかどうか確認します。
細かい説明は省きますが
結果としては
イメージの言葉がけをした指導方法により
動きの変化としては
「腕がしっかり伸びる」
「指先まで意識する」
「可動範囲が広がる」
「動きに弾みがでる」
など、体操本来の正確な動きに
近づき、動きの質感変化も確認されました。
また気持ちの変化としては
「ダンス的な体操でよかった」
「イメージの言葉がわかりやすい」
「遊んでいる感じで楽しかった」
などの感想をいただきました。
ラジオ体操は日本人であれば
誰でも知っていて、ほぼ全ての人が
動くことができます。
しかし動きを理解して
正しく動いているかというと・・・
???です。
身体を動かすだけのことなら
十分かもしれません。
でもせっかくなら
ある程度正しく理解して動きたい。
だって正しく理解して動けば
たくさんの効果が期待できるのですから。
★約3分の動きで400を越える全身の筋肉を使う。
★ゆがみを整え、代謝をあげる。
★姿勢と呼吸でおなか周りを引き締める
今年の5月
コロナ禍により自宅待機を余儀なくされた
体操教室の参加者の皆さんに向けて
少しでも楽しく効果的に
身体を動かしてほしいとの想いから
学会の研究発表をもとにした
動画を作成しました。
それを楽曲著作権があるかんぽさんの
許諾のもとFBに公開しました。
お陰様でたくさんの方に
見ていただき大変好評を得ました。
しかし
FBを見れない体操教室の参加者や
まだまだ自宅待機をしなくてはいけない方々も
いらっしゃいます。
そこで今一度かんぽさんの許諾を得て
動画をご紹介したいと思います。
椅子を使用したバージョン
優しいバージョンも作成しました。
【オリジナルバージョン】
【優しいバージョン】
よりラジオ体操を身近に感じてほしい
動きをよりわかりやすく理解してほしい
そんな想いもイメージの言葉がけに
込めています。
ぜひ、より多くの方に
ラジオ体操を楽しんで
健康づくりのお役に立てていただければ
幸いです。
オンラインレッスンでも
ラジオ体操やっています!