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『サイエンス』な訳

フィットネスインストラクターの方穂積典子です

 

さて、今回ブログのタイトルを

『フィットネスはサイエンス』

と変更した理由について、今日は語りたい?と思います

 

大学時代、教育学部で理科の教員を目指していたものの、陸上競技中心の学生生活を送っていた私は、いつのまにか体育、それも運動生理学について学びたい、と考えるようになりました

そして、その思いを実現するために、卒業後は大学院に進み、運動生理学の研究室配属となりました

大学院修了後の進路は全く考えていなくて、ただ研究が面白くて、修了後も学生時代にお世話になった都内の医学部の研究室の先生の元に、専攻生という立場で居着いてしまいました

ただ、実家で親元暮らしとは言え、もう学生の身ではないので、いつまでもすねかじりというわけには行かず、医学部の先生の紹介で、中野のフィットネスクラブ、東京アスレチッククラブ(TAC)にほぼ契約社員並みの待遇でアルバイトとして就業しました

学生の頃に始めた東京体育館の健康体力相談室のお仕事と、週3日TACで働く、ここが私のフィットネス業界への入口となったわけです

でも、TACとの契約は1年限りで、その後も更新されることはなく、これはなんとか自力で仕事を探さなければならない事態に

それなら、これが自分の専門と自信を持って言えるスキルを身につけなければと考えた末に、思いついたのがエアロビクスでした

それから実行に移すのは早かったです

すぐに養成コースを探し、いくつか見学したり体験レッスンを受けて決めたのが、今はなくなってしまったボーイボー・ライジングアカデミーです

昼間は研究室で実験、夜は養成コースという生活が半年以上に及び、翌年春からインストラクターデビューしました

それから約10年、研究者とインストラクターの二足の草鞋を履く生活が続いたのです

その頃の研究テーマは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の運動療法と薬物療法で、ほとんどが疾患モデルのラットを用いた研究でした

昼間はラットの世話や血圧測定、時には採血や解剖を行い、実験動物施設特有の消毒剤の匂いが全身に染み付いたまま、夜はスタジオに立ちレッスンしていましたね(笑)

そんな二重生活に終止符を打つきっかけとなったのは、デビュー3年目からフリーのインストラクターとしてレッスンを担当させていただいていた、東急フィットネスクラブAXIA取手のチーフインストラクター就任のオファーでした

これを機に、フィットネスの仕事に専念しようと決意し、ラットの飼育や実験の手順などを若手の大学院生に引き継ぎ、研究室を卒業?しました

でもこれはけっして研究活動から足を洗ったわけではなく、これからは実験動物相手の実験室での研究ではなく、現場発の、インストラクターでなければできない研究に向けての、スタートでもありました

その後はレッスンはもちろん、スタジオの管理業務、そしてAXIAとは業務委託契約だったため、他施設での指導や大学、専門学校の非常勤講師と、あちこち動き回る多忙な日々の中で、こんなことをリサーチしてきました

 

平成21年度 JAFA特別研究基金採択 

『高齢者の認知機能に及ぼすエアロビックダンスエクササイズの影響』

 

日本体育学会第67回大会にて口演発表

『日本のフィットネスクラブにおけるスタジオプログラムの変遷 ~プレコリオプログラムの台頭とその背景および今後の展望~』

 

日本体育学会第68回大会にてポスター発表

『ステップエクササイズにおける転倒事故および障害の発生状況 ~インストラクターへのアンケート調査からの一考察~』

 

平成30年度健康・体力づくり事業財団健康運動指導研究助成採択

『ステップエクササイズの安全性と運動効果の再検証 ~高齢者におけるロコモティブシンドローム予防効果への期待~』

 

 

高価な実験機材のない中での研究は、やれることは限られますが、逆にその結果が即現場に還元できます

また、今はアンケートをサイト上で簡単にできるので、実際に現場で指導にあたるインストラクターの意見や体験をリアルに集めることが出来ます

 

身体と心によい効果があってこそのフィットネスプログラム

それならその効果をちゃんとデータとして検証したい

指導現場でよくこんな声を耳にするけど、いったいどのくらいの人がそう思っているの?

それなら、アンケートでちゃんと数字に表してみよう

 

サイエンスはとても身近なところにたくさんあるのです

 

現在調査進行中のプロジェクトです

まだ回答されていない方は、ぜひご協力ください

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