依存と自立と自律

今年の木曜 は 新宿区 元気館で体操教室(年中組)を担当しています。

老若男女の笑顔を守る、運動指導者の都平えりです。

※写真は違う現場です。。。イメージ図ね。

 

 

年中さんの年齢は、年少さんから比べ、さらにググッとできることが増える時期。

しっかりとした自我があり、

小さいながらにプライドもあり、

自己肯定感を形成されているべき年代です。

 

きっとなんでもやりたがるでしょう。

 

ですが、自立しているように見えて…

大人からみると、ええええ?なになに???

というタイミングで 崩れることもあるとてもデリケートな年代。

 

急にイヤイヤ期が戻ったように泣きじゃくったり…「やだ!」しか言わなくなったり。

赤ちゃん返り?のように思い、戸惑う指導者や保護者様も多いのではないでしょうか。

 

大切なのは、年中さんぐらいになったら、

自分の気持ちを落ち着いて 誰かに伝えることを練習すること。

 

先日も、教室の出入り口で バチバチしていた親子がいました。

お母さんと目が合い、どうしましたか?と聞くと…

今日は「いやだ!って言うんです…」と困った顔。

 

まあ、習い事にはよくある光景ですよね。笑

 

 

その子は泣きじゃくっているわけではなかったので、

そっか、そっか。嫌な時もあるよねー

きっと 嫌な理由があると思うんだけど…

なんで、嫌なのかなー?

と話しかけました。

 

何か言いづらそうなので、

嫌なことは悪いことではないからそれでもいいんだよ。

でもね、お母さんはなんで嫌だと思うのかわからないから困ってるよ。

ママに嫌だと思うことを説明してママと相談してごらん?

 

落ち着いて自分の心とコトバを通して向き合えた結果

その子は笑顔で復活♡

 

大切なのは、説得することではなく

受け止め、共感し、それは悪ではないと伝え

じぶんの言葉になっていなかった気持ちをコトバにできるように促すこと。

 

きっとまだまだうまく言葉にならなくても、

それを聞き出し、それはこういう気持ちだね、

と保護者様や指導者と国語の勉強をする。

 

大切なのはその積み重ね。

まだまだ絵本で学んだことと自分の気持ちの正体と合致させることは難しい年代。

大人がそっとサポートしてあげたいですね。

 

そんな体操教室のコーチでありたいな、と思っています。

 

まさにこの年代は

依存と自立を繰り返し自律をまなぶ

ひとりでは学べないので、

保護者や指導者など心許せるおとなと共に

すくすく心もからだも大きくなっていってほしいなと思います。

 

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