朝から夜まで、自律神経を整えるのに有効なものをご紹介してきました
いろいろある中の、ごく一部です
それでもコレ全てをいきなりやろうとせずに、
できることから少しずつ整える方向へ寄せていけばいいと思います
整えることを意識しすぎて、それがまたストレスになったらいけませんからね
今回は最終回ということで、番外編のちょっとした知識と
「自律神経と運動」についてご紹介します
《自律神経にイイのは適度な有酸素運動》
結論から言うと、運動は自律神経にイイです!
運動中に交感神経が優位になり、
安静時には副交感神経が優位になりやすくなる
そして、より深くリラックスできるようになります
基本的には、ランニングなどの有酸素運動が適しています
有酸素運動で血管を収縮させて血圧を下げ、
交感神経の過度な活動を防ぎます
もし一切運動しなければ、
血管の収縮は交感神経の指令のみということになります
とはいえ、筋トレも無力ではありません
筋肉が衰えれば体を十分支えられない
姿勢が悪くなり脊柱(背骨)への負担が増えます
自律神経にも負担が・・・
また、筋肉には血流を促すポンプ作用もありますから、
筋トレで筋肉を適度に保つことも重要です
ただし、どんな運動でも疲弊しきってしまったら逆効果
次の日や休み明けには、しっかり回復できる運動量をキープです
プロ、セミプロや競技にチャレンジしてる人は別ですが、
気持ちだけのストレス発散の為に体を酷使しないでくださいね!
《お酒はほどほどに》
気も―ち深酒したくらいの方が、寝覚めがスッキリしてる・・・気がしませんか?
それは気のせいです!!
お酒は内臓を使って濾過しますから、非常に疲れます
1杯、2杯くらいならいいですが、深酒は禁物
肝臓の健康に関しても、全体の飲酒量を減らすよりも
完全な休肝日を作る方が効果的です
もちろん飲む日にバカ飲みしたらダメですよ
おススメは週の真ん中に、「週後半も頑張れ飲み!」
そして週末(休み前日)に、「1週間のご褒美!」的な飲み方が良いでしょう
《頭の疲れを取る》中級編
ここ数年で認知されてきた筋膜ですが、頭ももちろん筋膜で覆われています
大昔の人は、狩猟で遠くにピントを合わせてましたが、
現代人は近くにピントを合わせることが多いです
特に光る画面や動くものを目で追ったりします
目をたくさん使うことによって、
脳だけでなく首回りや頭皮、顔面までもが疲れてます
そこでおススメなのが、頭の筋膜リリース
・首の後ろや後頭部のあたりを、縦横に息を吐きながら摩る
・眉間のあたりから前髪の生え際まで上に向かって、
二、三本の指でムニュムニュっとこする
・前髪の生え際真ん中から頭上(てっぺん)百会まで、
5ヶ所くらいを順番に息を吐くときにツボ押しする
頭の奥のまん真ん中(脳の中心当たり)をイメージして押す
《ヨガは自律神経の為にある?》上級編
自律神経を整える、または上手く使うためには、
交感神経と副交感神経のスイッチングが大切です
これをパートごとに行ったり、全体的にも行っているのが”ヨガ”です
ヨガは何千年も昔から行われているものですが、
現代医学や運動生理学においても理にかなっています
アーサナ(ポーズ)をとって体が頑張っている時は交感神経
アーサナが終了し、体を弛緩することで副交感神経にスイッチ
いくつかのアーサナを行うプログラムでも、
メインでは交感神経、シャバアーサナで完全に弛緩し副交感神経にスイッチ
ヨガを極めた人がよく進む方向が「瞑想」
究極の自律神経操作法です
呼吸(胸郭の動き、心拍、脈、息の長さ)などに集中し、
”無心になる”
なかなかココまではできないですよね~
そんなヨガや瞑想のイイとこ取りの簡単体操があります
①あぐらでも正座でも楽な座法をします
②両腕をだらーんとさせたまま、吸って背骨を伸ばし吐いて一挙にストンと緩める
③今度は吸って片腕を天上、吐いて一挙にストンと緩める(もう片腕も)
④両腕を横または斜め下に、吸って腕を後方、同時に胸を開いて、吐いて一挙にストンと緩める
⑤仰向けで、吸って片足を天上、吐いて一挙にストンと緩める(もう片足も)
全て、3回ずつ程度行うとよいでしょう!!
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一応、これで今回の「自律神経を整えよう!!」特集は終了です
どうですか?
少しはやれそうなことはありましたか?
今も雷が鳴って、急に強い雨が降ってきました
梅雨は明けても、暑さや気圧、気候の変化が激しいです
くれぐれもご自愛ください!!