イントラの花道へようこそ
人生の先輩方とのレッスンは
深い。
週に2回、自分の母親と同じ歳 もしくはもうちょい上の方たちを指導している。
膝が痛い、腰が痛いは当たり前
半年前に生死をさまようような手術を受け
「先生、私 遺書も書いたよ。 もう元気になったからあれどうしよう ははははーっ」と、
さくっと言う人,がいる。
コメントに困りながらも、淡々と指導に入る。
はい、指先を動かして〜!って言いながら、その人の手を見たら
シワシワの手、深い深いシワ。
今までどんな苦労があったんだろう、、、
あれこれ聞くのはNGな気がして、今日も暑いですね〜
当たり障りのない会話を繰り広げる。
が、
私もちょっと行き詰まって悩む事があり、今日思いきって相談してみた。
うん、うん
アドバイスはしてくれない。ただ、ただうなづいてひたすらわたしの話を聞いてくれたのが、とてもとても
救われたのだ。
「先生」なんて呼んでくれるのが申し訳なく
ごめんなさい、どうでもいいこと喋ってしまって。あやまったら
「 先生、人間は死ぬまであーだこーだ悩む宿命なんや〜、もう諦めて」
クソまぶしい笑顔で言うのよ。
私は無力だと知った。一生懸命、頑張る。努力。そんなのは無意味なのかもしれない。もがいてもがいても うまくいかない事ってあるんだ。
初めて知った。
それを教えてくれて、ありがとう!!
すげぇ。 こちらも、クソまぶしい笑顔で返した。
では また