長年思い合う気持ち
アテナの誤食騒動で昨日、一昨日お世話になった病院でのお話。
その病院は私が子供の頃に飼っていたワンコも
お世話になっていたくらいで
もう何十年も地域と共にある病院です。
さすがに先生は代替わりしましたが。
朝早くから夜遅くまでやっていて
緊急対応もしてくれるので
普段は別の病院にかかっていても
緊急でお世話になる方も多いと思います。
昨日も私たちが病院にいた間にも
次から次に動物たちが連れて来られていました。
その中におそらく90歳近いと思われるご婦人が
ご自身の足元もおぼつかない中
15歳オーバーと思われる高齢のワンちゃんを
抱っこしてやってきました。
そのご婦人とワンちゃんを見て
2人がともに重ねてきた月日に思いを巡らせ
勝手に胸が熱くなってしまいました。
15年は人の感覚からすると決して長くはない。
でも人と動物が共に暮らし、お互いを思い合う気持ちは
ともすれば人同士よりも強いですからね。
その15年はとても濃い月日のはず。
そこに沢山の物語があるのだと思うのです。
ワンコが15年以上生きれば大往生ですが
長く一緒にいればそれだけ思い出も増える訳で
お別れはやはりつらいもの。
アニマルコミュニケーションでも
高齢の子や亡くなった子の相談が多くあります。
どんなケースでもそうですが
飼い主さんとその動物たちの間には
他者にズカズカと踏み入られたくない
神聖で繊細な関係や想いが必ずあると思います。
そこを決して侵さぬよう十分配慮しなくてはと
改めて思うのでした。
昨日お見かけしたご婦人とワンちゃんが
最期まで穏やかに寄り添えることを
お祈りするばかりです。
一緒に思い出紡いでゆきましょう。
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