短編連作から世界の見え方を学ぶ

 

『満月珈琲店の星詠み』シリーズにハマっています✨
現在4冊目まで読了。

同じ世界で起きる、同じ事象の中で短編毎に主人公が変わっていく短編連作。
このスタイルが本当に好き❤️

同じものを見て、同じことを経験しているのに
視点が変わるとこうも見え方、捉え方が違うのか、と。

それぞれのキャラクターに共感しつつ、
前編で読んだ別のキャラクターの真意もわかるから
「そんなつもりじゃないのよー😭」と切なくなったり。
随所に伏線が張られていて、「あぁ、あれがここに繋がってたー!」と感動したり。

これは現実世界で実際に起きていることなんだろうなぁ。
人と話していると「え?あれをそんなふうに捉えていたの?」と驚くこと、ありますよね。

今見えている世界は
自分の視点、自分の価値観で見たものに過ぎない。
それを忘れないでいたい。

短編連作を読むように、キャラクターを行ったり来たりしてみたり
自分を含めてその状況全体を俯瞰してみたり。
そういうことが必要。
全く違う新しい世界が見えてきますね、きっと。

同時に読んでいたこちらも奇しくも短編連作。

同じジムで筋トレに励む個性的な人たち。
明るく陽気で軽口叩きあう仲間。
でも一人一人に、実は人に言えない痛みや傷、想いがある。

それぞれにスポットライトが当たると浮き出てくる心の内。
どうしようもない悲しみや不安も全て抱えて
それでも生きていく人たち。

大人になる、年を重ねるってやっぱりいいな。
気持ちほっこり温かくなる一冊でした


読書のお供はカフェオレで☕️

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