あれから20年。

 

アメリカ同時多発テロ事件から20年。

私は留学のための渡米が10日後に控えていました。
ニュースで目にする映像が現実のものとは思えず
呆然とした記憶があります。

日本でもその後しばらくそのニュース一色になりましたよね。

10日後にその国に旅立つ孫娘に
祖母は「まさか行かないよね?」と。
まぁ当然の心配ですよね。

父は「行け」とも「行くな」とも言わず。

母は「行くしかないよね。」
母自身、若かりし頃海外に出たい思いがあり
親を説得してアメリカ旅行に旅立った経験があるので
反対はできなかったのでしょうね。

結局母の言葉に背中を押され、私は海を渡りました。

皆それぞれ、言葉にしない心配や不安が沢山あったと思います。
それでも予定通り私を送り出してくれたこと、
改めて今ありがたく思います。

私の行ったシアトルは西海岸でニューヨークとはかなり離れていますが
同じ国。
遠く離れた日本であれだけ報道され、不穏な空気に包まれていただけに
アメリカはどんな空気なのだろう?と思っていました。

でもテレビでは娯楽番組が放映され
人々は飛行機を使って旅行にも出掛けていました。
「行動を制限することはテロに屈すること」と。

そんな考え方に渡米早々触れ、驚いたことも大きな学び。

そしてその後滞在した1年間を通して、沢山の学びと経験をし
素敵な友人たちとの出会いにも恵まれました。

あれから20年。

そんなに月日が経った実感はありませんが
自分がどうするか、が全てだったあの頃からは
少しは進歩しているのかな。

今の私は沢山の人の応援や想いに支えられてできています。

一人でできることなんて本当にちっぽけ。
それを忘れてはいかんぜよ。


アメリカってどんなとこ?

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