母の恋文

 

先日、家の中を片付けていたら
母から父へのラブレターが出てきました💌

ラブレターといっても結婚後のもの。
兄が生まれた後、父が単身赴任していたらしく、その間のお手紙です。

昭和44年秋。
私はまだ存在しておらず、兄が1歳。
両親はまだ20代です。

親にしたら恥ずかしくて絶対に読まれたくないものですよね。
でも読んじゃいましたー😁

そこには今まで私が見たことも、感じたこともない
両親の関係性や空気感が漂っていたのでした。
しんせんっ!
そしてとっても不思議な感じ。

内容は、2人にとって初めての子供である兄の日々の様子、
一人で子育てに奮闘している母の様子、
当時仕事もしていたようで(子供に英語を教えていたよう)
仕事と家事、子育ての両立について、
ご近所付き合いで思うこと、などなど。

選ぶ言葉や文章が初々しく、まぁ可愛らしい。
まだ新婚時代ですからね。

兄はもう生まれているので、親は親なのですが
自分の親としてではなく、一人の等身大の若い女性の
心中を覗き見てしまった感じでドキドキしました😅

父も返事を書いていたようですが、その手紙はなく残念。。

初めての子育て真っ只中ではあるものの
母の手紙からは切羽詰まった感はなく、
肩の力が抜けている感じ。
父との関係性もそんな感じ。

読んでいたら、なんだか私の肩の力もスーッと抜けたのですよね。
不思議と。

いつの頃からか、なぜかわからないけれど
「私が墓守をする。」とか
「藤原家を守らなきゃ。」の思い込みがあったのです、私。

でもね、この手紙読んで
なんかそんなのどうでもいいやー!と思いました。
一人で気張っているのが、なんだか急に馬鹿らしくなったー。

若かりし両親の、ゆるりとした空気感に触れたことで
もっと肩の力を抜いて自由になろう!と思ったのでした。

実は先日来、両親の若い頃の感情を感じるワークをしていました。
そのタイミングでポロッと手紙が出てくるなんて不思議なもの。
両親からのメッセージかもしれませんね。

しかし、我が親ながら、母親はなかなか文才があります。
感情の表現にユーモアがあって、クスッと笑ってしまいます。
気に入らないことを可愛らしくグチってみたりして、
こりゃ男心をくすぐるわ、と思いました。

やるなぁ、母ちゃん!
見習います。


自由に生きたらいいわ。

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