梅田恭詞物語④

第4話「一日が二日分」

スポーツクラブで初めてできた友人は10歳近く年下の青年
同じプログラムでよく顔を合わせていたので、ロッカーが隣になった時に
「今日のエアロはキツかった」・・・とか、そんなことを
初めて話したように覚えてます

レッスン後にジム内をまわってみなさんとお話すると、
時々「ジム友だよ」なんてこともお聞きします
同じ趣味、同じ目的のもの同志は話も弾みますから・・・

ある日、その友人とレッスン後にスタジオ前で話していると
インストラクターの方が片づけ終わって出てきました
坂井真紀風のホンワカした優しい感じのイントラさん
友人は随分親しそうに話して、私のことも紹介してくれました
どうやら、前からずっとそのイントラさんのプログラムに参加してたようでした
そこへ三人の女性が・・・
いつもいろんなプログラムに参加していて、必ず右手の最前列に三人横並び
かなりの存在感でしたのですぐに「その人達だ!」と気付きました
すると、そのイントラさんが三人を私たちに紹介
初対面の2対3の男と女
年齢も様々(私が最年長・・・グスン)
そんな五人が何故か意気投合
閉館まで盛り上がってしまい、急いでシャワー浴びて帰ったのを覚えています

エアロビクスを始めてまだ一年未満の五人でしたから、
毎日のプログラムが楽しくて楽しくてしょうがなかったんでしょうね~
大学のサークルとか部活のノリだったかもしれません
私は大学には行ってないので、疑似体験できたようでうれしかったです

みなさん、プログラム参加って一日何本くらいですか?
時間のこともあるので、だいたい1本か2本ですよね
五人はですねー
自分だけが取り残されるのを恐れ、もう1本?もう1本?
・・・と18時半の1本目から22時過ぎの4本目までぜーんぶ出てました
しかもそれが毎日
土曜も日曜も、そしてその頃は休館日がありませんでしたから
1か月28日は行ってたと思います
そしてー、それだけではありません
私たちは「クチエアロ」と名付けていましたが、
帰りにファミレス行ったり駐車場で話したりと・・・
仕事以外の大半をスポーツクラブとそのアフターで過ごしてました
「一日が二日あるようで、得した気分でした!」

とはいえ、やはり寝不足になりがちでしたねー
みなさんはそんな無謀なことやめてくださいね
でも来館時間が長いということは、トレーニングの時間もたっぷりある
ということなので、エアロビクス以外に筋トレしたり柔軟したりしてました
結局、一番体重のある時から10キロ以上落としたので、
はっきり言って皮はたるんたるん
その時期でしっかり絞ることができました

スッキリ痩せて、クラブライフも楽しい・・・
でも、人生そんな甘いものではないと思い知らされる時期が来るのです

つづく~