ちょっとココからは蘊蓄をたれます
蘊蓄を傾ける方がいいのですが・・・
カイリーに代表されるディスコミュージックは、
70年代の「スティンアライブ」や「ホットスタッフ」
「YMCA」などの次の世代のディスコです
日本では「KING&QUEEN」や「マハラジャ」が
パラパラになる少し前くらい
音楽ジャンルではユーロビートと呼ばれていました
みなさんからすると洋楽のほとんどがアメリカで、
イギリスがその次・・・何故ユーロ?とお思いでしょう
ココがミソなんです
話が少しズレますが、「モータウンサウンド」ってご存知ですか?
ダイアナ・ロス&シュープリームス、スティービーワンダー、
ジャクソン5、マイケル・ジャクソン、などなど上げたらキリがないくらい
有名なアーティストばかりが所属のレコード会社が「モータウン」
所属アーティストの作品全般が同じ雰囲気を持っています
それを「モータウンサウンド」と呼んでいるんです
なので、直接モータウンのアーティストを知らなくても曲調で
・・・ああ、モータウンだな!・・・とわかるんです
意味はぜんぜん違いますが、ジャズやサンバ、ボサノバ、演歌って
聞けばわかりますよね
自然にそうなったのが「モータウンサウンド」なんです
話は戻って、自然ではなく意識的に ”モータウンになりたい”
と思って実行したのが、イギリスのレコードレーベル「PWL」です
アメリカではなく、イギリスを中心としたヨーロッパのアーティストを集め、
同じ曲調、雰囲気を作り出して歌わせ「ユーロビート」と言わせたのです
誤算だったかはわかりませんが、残念ながらモータウンのように
レーベル名の「PWL」と呼ばれることはありませんでした
この事実を知って、古いCDの販売元を見たらやはり「PWL」になってました
今は会社がなくなってしまったのか、いろいろなレーベルに所属してますが、
当時はユーロビートと言ったら「PWL」でした
そして、これまたどうでもいい情報ですが・・・
そんなある種の成功をおさめたPWLになりたかった日本のレーベルが
何を隠そう今や日本最大手のレーベル『avex』なんです
初期の頃のavexを思い出してみてください
ほとんどが小室哲哉サウンドで、どれを聞いてもわかったでしょう?!
今ではavexもいろんなアーティストがいて、いろんな曲を作ってますが
原点はPWLユーロビートになりたかったんです
時代の流れの中で、どんどん変わっていく音楽
私は80年代を象徴するユーロビートが今でも大好きです
だから、エアロの曲でもよく使います
同じ年代のお客様から「梅田さんの使う音楽が好き」という風に
よく言っていただきます
土台でビートを打ちながら、流れるようなメロディーラインが乗っかってる
気分が自然と高揚するような作り
体も踊りだしたくなります
もしかしたら、ユーロビートが好きだからエアロビクスが好きなのかも・・・
よかったら、ユーロビート知らないあなた!聴いてみてください