尊敬とは?

今週はずっと相撲関係のニュースが続いています
相撲は国技ですし、たくさんの方の関心を集めているのは事実なので仕方ないのでしょうが・・・
事実を届けることとは別として、どのコメンテーターもこの事件の核心に迫っていないと思うのです

そもそも事件の発端は、先輩に対する後輩の態度からなのは明らかです
ここで先に言っておきますが、何があろうと暴力はいけません
そして、先輩、後輩の双方に勘違いがあったかもしれません

それでも・・・です
まず、横綱たるものは品行方正はもちろんのこと、力士として人として皆の手本でいなければなりません
たとえ後輩の行動が非礼に値するものであっても、それを叱って直せるものでしょうか?
あくまでも、これは後輩が非礼を行った・・・と仮定してですよ

親を見て子は育つ・・・といいますが、社会においても同じではないでしょうか?
先輩を見て後輩は育ちます
後輩の行動に疑問を持ったら、まず自分はどうかと考えるべきです

現横綱が元横綱を部屋など関係なく尊敬していたら、その弟子に暴行を加えるでしょうか?
「お前が先輩に対してそんな態度とってると、親方が傷つくぞ」となだめるべきではないでしょうか?

尊敬とは「させる」ものではなく、「される」ものだということを、
どの世界の先輩も忘れてはいけません

自分よりさらに上の先輩を敬い、正しい行動をとることで背中を見せ続けるのです
それが本来の ”日本らしさ” だと私は思います
それでもわからないような後輩は、それだけのものです

角界の人たちも、早くこの ”日本らしさ” に気付いて欲しい・・・
国技である相撲、神にささげる行いです
技術が長けている、強いだけが「いい相撲取り」ではありません
歴史や文化を知り、日本の力士としてのあるべき姿を全うして欲しいです!!