家族

ペットを飼ってらっしゃる方も多いと思います
よく耳にするのは「家族同然」という言葉
海外では、ペットと子供は親友だったりします
(すいません。実際に行ったわけではないですが、海外ドラマではそうです。)

私のもう一つの職場、きものクリーニング店にも昨年から居候的ネコがいます
野良猫に窓から餌をやっていたところ、窓の柵から入ってくるようになりました
今ではすっかり家猫です!!
名前は「マーチ」、ちなみに女の子
エアロビクスなどで歩く動作を「マーチ」と言いますが、
このネコがクリーニング店へやってきた頃によくこの動作をしてました
犬などで「待て」のポーズありますよね?!
あの状態で、前足を左右交互にふみふみするんです
どうやら、まだ子供だったようで乳を飲むときの動作をやっていた様子
甘えたかったんですね~

今はほとんどクリーニング店の中にいますが、時々外へ遊びにでかけます
それと、トイレがどうしても家のトイレでしないので、外でしてくるようです
心配なのは交通事故と他の猫とのケンカ
わが子のように心配になりますから、「家族同然」というのも理解できます

そんな中、先日会員さんから紹介してもらったTV番組を見ました
NHKの「クローズアップ現代 ”動物愛護団体 崩壊?!” ~犬、猫殺 ”処分ゼロ” の裏側で」

国が殺処分ゼロを目指そうと法改正をしたのをきっかけに、
各自治体もそれに乗り出しました
とてもいいことだとは思いますが、
実際には保健所等で殺処分されなくなった動物は愛護団体へ移っただけ
そして、その愛護団体の管理頭数の増加で運営が難しくなっているというレポートでした
中には崩壊して、解散せざるをえなくなってる組織もありました

地元にもいくつか活動してる組織があります
「さくら猫」ってご存知ですか?
動物愛護団体などが、野良猫を捕まえて避妊手術します
そのまま管理したりする組織もありますが、野良の場合また戻されたりします
その際、避妊手術が終わっている目印に耳の先っちょを
昔のキップ切りのようにプチっとカットするんです
その耳の形が桜の花びらのようなので「さくら猫」
マーチもさくら猫です

番組のインタビューで環境省の方が話してましたが・・・
殺処分ゼロは急に出来ることではなく、いろいろな立場の人たちが協力し合って
多様な価値観の中から意見を出し合うことをが大切であり
動物との関わりに対してこういうことが望ましんだ!
という共通のコンセンサス(合意)をつくっていくことが必要
・・・だということです

その通りだなーと思いました
自治体だけでは問題の解決は難しいでしょう
地域の愛護団体や一個人の協力や責任も必要です
また公共の機関が動くということは税金が使われます
正直言って、動物にまったく興味が無い人もいるでしょう
できればしない方がいいけど、殺処分で均整を保っているという人もいるかもしれません
いろいろな思いがグルグル回って、考えが堂々巡りです

極論で言ったら、私も好きで食べている家畜の牛や鶏たちはどうなの?・・・とか
時々人里に下りてきて射殺される熊やイノシシは?・・・とか
人間の都合で生き物の生死が決まるのはいいのか?
そう考えるとベジタリアンになるしかないのかもしれないと、思ったりもします

まずは出来ることから・・・一人でも多くの人がそんな風に考えてくれたらうれしいです!!

再放送あるかもしれません
世の中の問題の一つとして、見てみてください

最後にマーチをご紹介

冬はいつもこんな感じで寝てます

一匹でも助かってよかった。。。