世間に知られない死

あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。

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1月12日(火)の中日新聞の記事です。

不育症 国が支援拡充
 検査費助成相談体制を強化」

「妊娠後に2回以上の流産や死産を繰り返す
 『不育症』患者への支援を、
 政府は2021年度から拡充する。

 保険が適用されない
 検査費用を助成し、
 心のケアの相談体制も強化する。」

「不育症 日本産科婦人科学会は
 『妊娠は成立するが、
  流産や死産によって
  子供が得られない状態』と定義。

 検査や治療に独自の助成制度を設ける
 地方自治体は3割にとどまる。

 政府は2021年度予算案に
 助成制度創設のため
 12億円を盛り込んだ。」

私は、この記事で学んだことが
いくつかあります。

検査費用などの助成制度も
重要ですが、私は
心のケアの相談体制の充実を
急ぐべきだと想います。

「厚生労働省の研究班は、
 2回以上連続して流産する患者は
 年間約31,000人と推計。

 妊娠を望むカップルの約5%が
 不育症というデータもあるが、
 妊娠しにくい『不妊症』に比べて
 社会的な認知度は低い。」

これだけの患者さんがおられるのに
今まで、公的支援がなかったことが
残念です。

子どもたちへの教育にも
加えて頂きたいと想います。

「厚労省の民間委託調査では、
 過去5年間に流産や死産を
 経験した女性のうち、
 うつや不安障害が疑われた割合は
 75%を超えた。」

75%を超える方に何らかの
精神的影響があります。

自分が
子どもの命を奪ってしまったと
思い悩む気持ちが、
そうさせるのだと想います。

心のケアの体制が
急がれます。

「原因不明の不育症に苦しんできた
 女性会社員は母子手帳を前に

 『世間に知られない死がある
 と涙を流した。」

「妊娠し無事に出産するのは
 当たり前ではない。社会全体が
 不育症を正しく理解して欲しい。

 私と同じように苦しむ人が、
 適切な検査や治療で出産できるように」

この女性の想いを大切に
不育症が正しく理解され
公的支援が充実すること
を望みます。 

 

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