働く母親のジレンマ
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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3月8日(水)の中日新聞の記事です。
「女性活躍」や「イクメン」
という言葉が社会に踊る一方で、
大多数の「働く母親」が経験する
仕事と育児・家事のジレンマは、
正しく認識されていないのではないか、
とする記事です。
多様な背景の母親たちへのインタビュー調査を
昨秋、著者「働く母親と階層化」にまとめた
明治大の藤田結子教授のご意見です。
「女性側も『夫と同じくらい稼ぐ』という
意識がある人は少なく、育児のために
自分が働き方をセーブし、
夫がしっかり働けるよう支えた方が
結果的に世帯収入が高くなる、
と説明するケースが多かった。」
まだ、日本の社会は、女性に
働くことをあきらめさせる社会
であることを示していると想いました。
「なぜ夫たちは家事・育児をしないのか。
父親への調査も必要だが、
女性たちの語りから見えたのは、
家事・育児は女性にやらせるという
夫側の『支配の志向』だ。
職場や実家などの影響で、
家事や育児をしない方が『男らしい』
といった意識を
持ってしまっている人もいた。」
ご意見は理解しますが、
この間違った「男らしさ」は
少数派ではないでしょうか。私は、「家事や育児の経験がない」が
多数意見だと想っています。私の父親は、
「男子、厨房に入らず」と言って
家事は何もしませんでした。母親のいない休日は、
私が小学校の高学年から、
家族の昼食を作っていました。子どもができた時に、
両親そろって子育てを学ぶようになれば
変わると想っています。
その仕組みが必要です。
「子を持ち、母になることに
必要以上に価値を置く風潮も
また、家庭内のケア労働などの
軽視につながる恐れがある。
『社会問題』として語るだけでなく、
男性たちが個人レベルで
家事や育児を実践する
ことなしには解決しない問題だ。」
ご指摘の通りだと想いました。
「男性たちが個人レベルで
家事や育児を実践する」ことの
教育が必要だと想っています。幼少のころからの「包括的性教育」
が大切だと想っています。そして、子どもが生まれれば
両親が同時に「育児休暇」を取得して
1年間は両親で子育てする
社会の仕組みが必要だと想っています。
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