不確かさがあれば、安全側に立って判断する

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7月27日(土)の中日新聞の社説です。

原子力規制委員会は、日本原子力発電
敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の
直下に延びる断層は活断層であり、

福島第1原発事故後に定められた
新規制基準に適合しないと結論づけた。

2号機は原発事故後初めて「再稼働不可」
となる。「安全側に立つ」という、

原子力規制のあるべき姿が、
ようやく示されたと言えるだろう、
とする社説です。

 

断層とは
 地下の岩盤が動いてできた亀裂
 のことを言う。

 福島の事故の教訓を踏まえて
 2013年に定められた
 新たな規制基準では、

 『後期更新世』以降
 (約12万~13万年前以降)に
 動いたと判定される断層を、

 将来も動く
 すなわち大地震を引き起こす
 恐れがある活断層と定義。

 その上に原子炉など、
 安全上の重要施設を設置することを
 認めていない。

 審査では、原子炉の北300メートルにある
 『K断層』が活断層か否か、

 そして、2号機直下を走る
 『D-1断層』がK断層と
 連動して動くかどうかが焦点だった。

 規制委はK断層の活動性
 『否定することは困難』としていたが、
 さらに今回、6月の現地調査の結果
 を踏まえて、

 D-1断層との連続性もある
 と判断した。」

現在のAIで断層の活動性みついて、
何か示すことはできないのでしょうか?

12~13万年、動いていなければ
今後、動くことはない
といえるのでしょうか?

今ある断層の付近の原発は
危険性が大きいと考えて
廃炉への道を歩みましょう。

ところがこのところ、
 推進側の経済産業省と歩調を合わせて
 老朽原発の60年を超えた延命
 を可能にする新制度案をまとめるなど、

 原発回帰に大転換した
 岸田政権の方針に沿うような
 振る舞いが目立っていた。

 これまでに、
 12基が申請通り再稼働しており
 『規制が骨抜きになっているのでは』
 という批判の声も強まっている。

 ただ、敦賀2号機に関しては、
 『不確かさがあれば
  安全側に立って判断する』

 という本来の使命に立ち返った
 と言えるだろう。

 『安全を最優先に』-。
 政府も原子力事業者も、
 ことあるごとに繰り返す。

 だとすれば
 敦賀2号機は廃炉にする
 しかないだろう。」

廃炉にすることも
容易ではないことを多くの皆様と
学びました。

敦賀2号機を、
「廃炉にする」と決めても、
核のゴミも含めて
高濃度の核物質が保管されています。

断層が動いて保管されている
核物質の放射能で私たちの生活が
脅かされる可能性があります。

どうなれば廃炉が完了した
ことになるのか?
どうなれば、敦賀2号機からの
放射能の危険性はゼロになるのか

この道筋も明らかにして頂きたいと
私は想っています。

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