人工授精の過去を検証する
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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8月17日(土)の中日新聞の記事です。
第三者から提供を受けた精子を使った人工受精
(AID)について、慶応大以外に
七つの大学病院が過去に実施していた
ことが明らかになった。
専門家は「もっと広く行われていたはず」
と指摘するが、アンケートの回答は
軒並み「実施せず」。
AIDの過去に蓋をしたまま
国会では法的な制度づくりの理論が進む。
この医療で生まれた人は「罪は大きい」と憤る、
とする記事です。
「AIDは無精子症など、男性の原因で
子どもができない夫婦にとって
よりどころとなってきた。
だが実施に当たって医師は
精子提供者の匿名や
実施したこと自体の秘匿を
求めてきた。
1972年~81年に広島大で
AIDを担当した産婦人科医は
『治療を受ける夫婦には、
誰にも言わないよう
同意書を書いてもらった』
と振り返る。」
AIDという不妊治療が
こんな時期から行われていたことを
学びました。家制度に重きが置かれていた時代には
長男が無精子症だった場合、
「よりどころ」となる
治療法であったことが理解できます。その時代には長男家としても、
「誰にも言わない」ことは
当然の時代だったと想いました。
「超党派議員連盟は秋の臨時国会に
提供精子や提供卵子による
生殖補助医療の法案提出
を目指しているが、
出生児や研究者からは
『提供者の情報が
どこまで開示されるかは
提供者次第となっている』
として、出自を知る権利が
認められているとは言えない
との指摘がある。」
過去を振り返る必要が無いとは
私は想っていません。しかし、現在求められているのは
家制度のためでなく、子どもを産み育てたいという
ご夫婦のための
生殖補助医療における
法整備だと私は理解しています。出自を知る権利は
優先されるべきだと想っています。提供者の情報については、
すべてが公開できることを前提に
精子や卵子が提供するべきで、この前提の中で
法整備をして頂きたいと
私は想っています。
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