生徒が校則を創るべき
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
について、
最新の情報、
皆様がお気づきでない可能性のある情報
をお届けしています。
皆様のご意見も
是非、お寄せいただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
8月17日(土)の中日新聞の第一面です。
文部科学省が生徒の指導方法などをまとめた
「生徒指導提要」で定めるよう促している
校則の見直しの手続きについて、
愛知県内の公立高校165校192課程のうち、
少なくとも半数弱の86課程で
校則などに記述がないことが、
県教委などへの取材で分かった。
校則問題に詳しい専門家は
「生徒がルールについて考える
きっかけにもなり、
見直しについて規定しない理由はない」
と指摘する、とする記事です。
「市教委の担当者は
『校則は各校で適宜見直しているが、
多くの高校で規定がないのは事実。
今後検討を促していきたい』
とした。
見直しについて何らかの記述がある
106課程の中でも、
生徒会の発議やPTAとの協議
など詳しく定める学校もあれば、
『適宜検討する』との記述に
とどまる学校もあり、
温度差が見られた。」
なぜ、ここまで校則の見直しに
後ろ向きな高校が多いのか?私は2つの要因を考えています。
1.校長先生が後ろ向き
2.先生が忙しすぎて対応できないどちらにしても
「生徒指導提要」を改定した
文科省が現場を知らなさすぎると
想いました。校則の見直しの具体的な手順を
共通ルールとして「生徒指導提要」に定めないと
進まない残念な状況だと
私は想っています。学校のルールは
そこで学ぶ生徒が決めるべきです。
「名古屋大の内田良教授は
『(見直し規定がないと)
改定できると気付きにくい。
変えようとしても
どうしていいか分からず、
意欲を持った生徒にも
先生にも労力がかかる』と指摘。
『学校側が積極的に校則を見直した上で、
生徒が必要最小限の校則を作る
流れが理想』として
『そのためにも
見直せることを
しっかり提示しておく
必要がある』と話す。」
内田先生の校則についての
このご指摘を私が初めて学んだのは
このブログを始めた2020年だと
記憶しています。その後も、日本の多くの教育関係者が
同じ様に校則の在り方を
提言していますが
4年以上、状況は変わりません。教員の長時間労働も
定額働かせ放題も
同じように4年以上
変化は感じられません。本当に学校は変わることができるのか
私は心配になってきています。
何の力が学校を変えることが
できるのでしょうか?
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。