交通遺児とヤングケアラー

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8月25日(日)の中日新聞の記事です。

交通事故で保護者が亡くなったり、
重い後遺障害を負ったりして
就学が困難になった学生の15.8%が

家族の世話などを日常的に行う
ヤングケアラーであることが、
交通遺児育英会の調査で分かった。

このうち7割超が周囲への相談経験がなく、
同会担当者は「自治体と連携して
 支援していきたい」と話している、
とする記事です。

 

交通事故で保護者が死亡、
 または後遺障害を追負うなどして

 同会奨学金を2023年度に利用
 した高校生や大学生など
 830人が対象で、366人から
 回答を得た。

 アンケートでは、
 『世話をする家族がいるか
 との質問には15.8%
 『いる(いた)』と回答。

 高校生は16.7%、
 大学・短大生は15.9%だった。

 世話の対象は『父親』
 最多の36.2%で、
 『母親』(29.3%)が続いた。」

対象が830人で得た回答は366人で
回答率は44%で半分にも
至っていません。

この原因は何かを考える必要があると
想いました。

アンケートに回答できない状態は
なにを意味するのでしょうか?

回答されなかった学生さんを
訪問する必要があると想いました。
回答されない現状が気がかりです。

友人や行政などへの
 相談経験を聞くと、
 7割超が『ない』と回答した。

 理由を尋ねると
 『家族のことのため話しにくい』

 『相談しても
  状況が変わるとは思わない
 などが挙げられた。

 同会の土肥寿員理事長は
 『事故によって
  保護者が障害を負った場合

  子どもが
  ヤングケアラーにならざるを得ない
  こともある。自治体と連携し、
  都内だけでなく

  地方に住む学生に支援が行き渡る
  ようにしていきたい』と話している。」

「相談しても
 状況が変わるとは思わない」
若い皆様の政治や社会に対する
認識を示していると想いました。

交通遺児育英会の奨学金を利用している
すべての学生さんに対し

各自治体の社会福祉協議会や
役所の担当部署が訪問し、
実情を確認すべきだと想いました。

私が住む各務原市にも
この新聞記事を元に
提案したいと想いました。

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  • コメント ( 2 )

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  1. 仲野和幸

    奨学金利用者の実態調査と奨学金利用していないヤングケアラーの調査必須

    • 北浦 一郎

      仲野さま
      いつもコメントをありがとうございます。
      どこが主体的に調査を行うのかを決める必要があると想っています。
      私は交通遺児育英会の奨学金に関しては育英会が各市町村に個人情報を開示し、
      各自治体と社協が中心になるべきだと想っています。
      ヤングケアラーの実態調査、存在把握にこれといった調査方法はないと想っています。
      教員を中心に、地域の皆さんとともにどこかにデータセンターを創る必要があると考えました。
      どこか先行している地域の方法を参考にしましょう。