原発処理水が外交問題化する

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是非、お寄せいただければ幸いです。
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8月24日(土)の中日新聞の記事です。

東京電力福島第一原発で、処理水の
海洋放出が始まって24日で1年。
中国の日本産水産物の輸入停止に伴う影響
が続き、廃炉でも目に見える進展は乏しい。

節目を前に、東電は溶融核燃料(デブリ)の
試験的取り出しでスタート前につまずく
失態を演じており、

「事故後30~40年の廃炉完了」という目標
にも不透明感が漂う、とする記事です。

 

「国内では水産物をはじめ
 福島県産品の買い控えのような
 顕著な風評被害はほぼないが、

 中国の輸入停止が解除される
 兆しはない。

 23日に経済産業省を訪れた
 全国漁業協同組合連合会の
 坂本雅信会長は、斎藤健経産相に

 『決して安心できない状況だ。
  この先もしっかり
  国に対応をお願いしたい』
 と念を押した。」

「福島原発事故は続いています」
この言葉が示している通りだと
私は想っています。

福島原発では廃炉に向けた
研究開発が続けられていまが、
技術的なハードルは高く
目に見える進展は乏しい状況です。

天災はいつ、また、やってくるか
分かりません。

「福島原発事故は終わりました」という
状況を達成するために
国を挙げての対応をお願い致します。

「東京大大学院の関谷直也教授は
 『処理水が外交問題化したのは
  安全性の問題だけでなく
 
  政府の情報発信の不十分さ
  が大きな要因だ』と指摘。

 放出は今後も続くため
 『廃炉作業の場所確保という
  本来の目的や、復興しつつある
  福島の現状を国内外に発信し

  理解醸成に努める必要がある』
 と話す。」

ご指摘の通りだと想いました。

日本の指導者は近隣諸国と
ていねいに向き合うことができないのか
私には理解ができません。

処理水を海洋放出すると
日本産水産物は輸入停止すると
宣言されていても

どうすれば納得して頂けるかの
議論もなく、

国際原子力機関(IAEA)の報告書
を背景に反対の声に向き合わず
強引に放出開始。

「出口が見えない
 トンネルの中にいる」
反対する皆様に納得するデータを
出せない事が残念です。

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  • コメント ( 2 )

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  1. 仲野和幸

    腹を割って話をしないといけないと思います。

    • 北浦 一郎

      仲野さま
      いつもコメントをありがとうございます。
      日本の都合だけを押し付けている様に私には見えます。
      「腹を割って話しをする」
      そう見える対話を要望します。