デブリ取り出しに着手

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9月11日(水)の中日新聞の第一面です。

東京電力は10日、福島第1原発2号機で
2011年の事故後初となる溶融核燃料(デブリ)の
試験的取り出しを始めた。
2週間程度かけて3グラム以下を採取する。

政府と東電は同日、廃炉が工程表で
最終段階の「第3期」に移行した
と明らかにした。

開始は当初計画より3年遅れ、
ことし8月の準備作業もミスで中断していた。

デブリは極めて高い放射線を出し、
総量は推計880トンに上り、廃炉は
最難関の工程に差し掛かる、とする記事です。

 

「廃炉は41~51年に完了する
 計画だが、本格的な
 取り出し工法は未定で、

 放射線量が極めて高い環境下
 での作業が求められる。

 デブリの
 処分場所も決まっていない

 政府や東電は、
 試験的に採取した少量を分析し
 工法の選定や処分方法の検討
 に反映させたい考え。」

今回の3グラム以下の採取は
今回の方法ですが、
880トンの取り出し方法と
処分方法は未定が現状です。

溶融核燃料を取り出す
世界初の挑戦。
今後は何が待ち構えているかは
まったく未知の世界。

東電に任せるのではなく
日本の全知能で取組んで頂きたいと
私は想っています。

「東電の計画では、
 原子炉格納容器の貫通部から
 最長22メートルに伸びる
 パイプ式装置を差し込み、

 先端の爪形の器具で
 つかんで回収する。

 装置がデブリに届くまでに
 今後1週間程度、回収完了までは
 少なくとも2週間程度を見込む。」

デブリに近づくほど
高濃度になる放射能。
この環境下で現在の装置は
正常に稼働するのか?

当然、同じ環境はつくれない
ぶっつけ本番の作業。

今の政府はこの困難な作業を
東電丸投げで高みの見物のように
私には見えます。

「福島を震災前に戻す」という
国民の側に立つ姿勢が感じられません。

「震災前の福島を返してください」
原発推進派に向けた私の言葉です。

 

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  • コメント ( 2 )

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  1. 仲野和幸

    原発を推進するのかこれ以上行わないのか、議論必須ですが、それと同時に核燃料廃棄物の最終処分場を早々に決めて欲しい。政治判断が求められる。
    私は政治家でないので場所の候補は進言しませんが、案は持っています。

    • 北浦 一郎

      仲野さま
      いつもコメントをありがとうございます。
      ご指摘の通りだと想っています。
      私がもう一つ指摘したいのは、
      最新の知見で新たな処分方法は本当にないのか?という点があります。