車いすでも働ける生産ライン

あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。

公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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9月15日(日)の中日新聞の第一面です。

パリ・パラリンピックの車椅子テニス
男子シングルスで金メダルを獲得した
小田凱人選手が所属する

トヨタ自動車系部品メーカー 東海理化
(愛知県大口町)が、本社工場に
車いすで作業できる生産ラインを
今月上旬から稼働させた。

製造業の現場で、車いす利用者専用の
作業環境を整備する取り組みは珍しい。

「小田選手の所属会社なのに、
 車いすで働く人が工場にいないのはなぜか」
という現場の声が導入を後押しした、
とする記事です。

 

「車いす用のラインでこだわったのは
 作業者の移動が不要で、
 手元を動かすだけで組み上がる
 作業環境だ。

 床の回転で五つある
 工程間の移動をなくしたほか、

 作業台を傾斜させて
 手元をのぞき込む
 負担を減らしたり、

 簡単な仕掛けで
 必要なパーツが手元に届く
 “からくり”を駆使したりと、
 工夫を凝らしたという。」

すばらしい生産ラインが
達成されたと想いました。

記事では
「車いすで働く人が工場にいない」
との記載があります。

この生産ラインの達成には
健常者の皆様が

車いすに乗りながら
考えたのであれば
なお、すばらしいと想いました。

今後はこれに満足せず、
このラインを車いすで働く皆様の
改善提案を素直に受け取り

さらなる改善につなげて頂きたいと
私は想っています。

製造業の現場
 人手不足や定年後の再雇用の増加で
 高年齢化が進んでいる

 女性が働きやすい環境
 の整備も課題だ。

 同社は工場内での
 作業者の動きを分析し、

 負荷の高い工程
 改善を加える取り組み
 を進めており、

 今回のライン整備で得た知見も
 役立てている。」

私が製造部長の時代は
現場で働く皆さんの
安全確保のための改善が中心でした。

けがをするリスクと
投資する金額が議論の中心となった
記憶があります。

車いすで働く従業員がいない中で
この生産ラインを開発する
投資を決断した皆さまの英断に
心から感謝いたします。

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