守・破・離

今日はまた一段と暑い日になりました
岐阜では33℃を記録したとか・・・
明日からは例年通りのようです

5月・・・この季節はいろいろと疲れやすい季節
気分も今一つ乗らない~なんて方もいるのではないでしょうか?!

最近ではあまり聞きませんかねー?
”五月病”
新社会人の方の中には多いかもしれませんね

*四月からの緊張が途切れてテンションダウン
*イメージ通りの仕事じゃなかった
*上司や先輩の ”優しい言葉” も「怒られた」としか取れない
                    まだまだいろいろあるでしょう

そんなあなたに(新社会人が見てるかわかりませんが・・・)
ラジオで言ってた「いい言葉」を紹介します

「守・破・離」
おもに武術や習い事の世界で使われる言葉らしいです

守・・・先人や先輩のやってきたこと、作ったことを真似て守る

   新人にありがちな「オリジナリティーを出したい!」や
   「自分だってできる」は封印して、まずは真似から入る
   そうすることで、先輩たちが守ってきたことを理解し伝承する

   インストラクターの世界でもあります
   後輩に良く言うのは「初めは真似でいいんだよ」
   「それを繰り返すことで、同じことでもオリジナルになっていくんだ」・・・と

破・・・守を続けることで、自然とその型を破る力がつく

  これが、「繰り返すことで同じでもオリジナル」と言うことですね
  先輩たちが守ってきたことを残しつつ、自分を出していく
  自分を作る!!

離・・・自分を作れたものだけが、そこから離れて自由に自分を操れる

  新たなことにチャレンジしたり、今やっていることを更に進化させたり、
  客観的に自分を見て修正する力を持つことができる

  ここまで来て初めて、人から一人前と評価してもらえるんだと思います

例をあげるなら歌舞伎の世界
三代目 市川猿之助 や 十八代目 中村勘三郎 では顕著に現れています
お二人とも伝統的な歌舞伎を守りつつ、新たな歌舞伎の世界を作り上げました!!

私も四十半ばにして、ようやくここまでこれたかな~と思います
この何年かは ”優しい言葉” をくださった先輩や上司にホントに感謝しています
インストラクターでもそうですし、その前のいろいろな仕事の時も。。。
新たな世界を作れる日は来るのだろうか???

立ち止まっている後輩を見ると「もったいないなー」と思います
もっともっと、もがき苦しめば自ずと道は開けるハズ
それぞれの世界が作れるよう、私もホントの意味での ”優しい言葉” をかけていこう!!