苗場2017②最終

最近のユーミンファンは、私よりも少し上の方々が大半
でも、今回の苗場は少し若めの人から、うーんと若い人まで様々でした
親の影響でユーミンを聞いてるという人が出て来たんですね~

さてコンサートは順調に始まり、静かな曲から盛り上がるものまで前半を終え、
一旦休憩の「苗場名物リクエストタイム」
客席のファンが手を上げてリクエストします
ただし、ココで有名な曲をリクエストすると会場からブーイングがおきます
コアなファンならではの、ユーミンが忘れてしまった?かもしれないくらいの曲を
リクエストすると会場から拍手がもらえます
そして、見事当てられた人はリクエストとともに壇上に上がり、ユーミンとおしゃべり
根掘り葉掘りいろいろ聞かれます

そんなすぐに、何百曲もあ持ち歌の中からリクエストに応えるわけですから、
もちろんバンド演奏は無理
そこで登場するのが、音楽監督”武部聡志”です
国立音大?主席ですから、初見伴奏などは赤子の手をひねるよりも簡単です

リクエストは大抵の場合、三人当てられて終了です
そして、このコーナーが終わると、ユーミンが少し話をして次の曲へつなげます

ここが、今年は特別でした

昨年7月にバンドメンバーのギタリスト中川雅也さんが天国へ召されました
私も何度もホテルの廊下やゲレンデで会ったことがあります
通常のコンサートでも、数年前までサポートしてました

私自身、苗場のコンサートへやってくると、
いつものメンバーが揃っていて初めて苗場を感じることができます
今年はどうなるんだろう?と思いながら参加したコンサート

舞台のセットは地下空間をイメージした熱帯植物のジャングル
魔法にかかってしまいそうな、花たちがたくさん飾られてました
中川氏への追悼の花のようです

リクエストコーナー明けのユーミンMCでは、中川さんの話につきました
そしてその後の3曲中川さんを思っての選曲でした

・ 君なき世界
・ Good-by Friend
・ 夜空で繋がっている

私自身もこの年で、もう何人か友人を無くしています
そんな彼、彼女らのことを思い出して、ユーミンたちとオーバーラップしてしまい
涙が止まりませんでした

一旦曲は佳境に入り、めくるめくヒット曲の数々
そしてラストは、苗場では必ず演奏される「ブリザード」へ

激しいイントロとともに、ミラーボールがまわりだすと会場一帯が吹雪と化します
いつもの中川さんの立ち位置には、ブルーのギターが置かれピンスポットで照らされています
間奏のギターソロは、昨年中川さんが演奏した音源が流れ、
バンドメンバーが一斉に中川さんの方を手で指します

ここで一挙に私の感情は壊れました
バンドメンバーの中では、特別好きではなかったけれど・・・でも
“ いつも居るところに、その人がいない ” というのはとてつもない空虚感で
人生に誰一人として、無駄な人はいないのだと思い知らされました

とてもいいコンサートでした
いつもとは違ったけれど、すごく発散したライブではなかったけれど・・・
納得の、そして心洗われるいいライブでした

こういう場面に遭遇すると、回りの人たちへの思いが一段と深くなります
小さな日々に感謝して、一日一日を、一人一人を大切にしてなくては・・・と思います
何故って?
その日々が、その人がいつ無くなるかなんて、誰にもわからないから・・・

前日のチケット取れなくてよかったです
サプライズのある、あの日に同じコンサートを見ていたら
きっと、こんな気持ちにはなれなかったかも知れません
偶然は必然です

27日の武部氏還暦のコンサートや、今年はこれから本番のユーミンツアーもあります
きっと夜空で繋がって、中川さんがみんなを見守ってるでしょうね

中川雅也さんの御冥福をお祈りいたします

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コンサート終了後は速攻で寝ました
最終日は帰るだけですし、この頃からちょーっと体調もおかしかったので・・・

起きてみると、三日間かけて車に雪が積もってました
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初めは楽しそうに雪下ろししてたのですが・・・

ちっとも雪が取れなくて、嫌になって~
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何とか雪も降ろし、帰路につきました
まあまあ順調に帰ってこれました
帰りの富士はこんな感じ
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あっという間の三日間
今年も楽しいスキー旅行へ行けました
いろいろに感謝