今回の夜編Part.2では、就寝直前に行うと睡眠への導入がスムーズになる
効果的なものをご紹介します
《寝る前の単純作業》
夜になっても脳が覚醒しているのは、ストレス多めの時です
不安やストレスになっている脳は前頭連合野
ここでない部分に刺激を入れ続けることで、前頭連合野を働かせない
・・・つまり、交感神経を抑えることができます
それが、単純作業
例を上げると、シンク磨きや靴洗い、クリーニングかけに洗濯もの畳み
手先の感覚が脳の頭頂連合野という部分に信号を送り続けます
ただし、手や指の感覚はすぐに慣れてしまうので、集中して行うことが大切
ながら作業でなく、シンプルに一つのことだけを行います
《3分間歯磨き》
「歯磨き?やってるよ~」と思ったでしょ?!
ここでいう歯磨きは口内衛生のものでなく、唾液をたくさん分泌させること
唾液には、”ムチン”という物質が含まれていて、
粘膜の保護や外的ウィルスを排出する役割があります
これは交感神経によるもの
歯磨きで唾液量を増やしムチンを薄めることで、
末端現象から中枢にアプローチし副交感神経を働かせます
夕食後すぐなど早めに歯磨きされる方は、
この唾液の為の”3分間歯磨き”はとても有効だと思います
寝る直前に歯磨きしていた方も唾液量が大切なので、
歯磨き粉の処理にしっかり口をすすいだあとにもう一度
唾液の為の歯磨きをされるといいと思います
私はプラウトという形の歯ブラシを最後に使うので、
普通の歯磨きの後は歯磨き粉無しでやってます
すすぎもササッと済ませ、ムチン薄めです!!
《頭寒足熱》
深部体温を下げることで、就寝しやすく深い眠りに入りやすくなります
それを行うのは体の末端が中心
特に足です
足裏が火照って眠れないと言う方は、温めたタオルで足裏を拭くとイイです
蒸気が足裏から蒸発する際に、熱も一緒に奪ってくれます
汗の蒸発と一緒ですね!
布団から足だけ出して寝るようなタイプの方はお試しあれ
逆に足が冷たいと血流が悪く、足からの熱の放出がしにくいです
足首を温めて、足の動脈の血流を高めてください
この時注意したいのは、あくまで足首を温めると言うこと
冬に靴下を履いたまま寝るのもBADです
レッグウォーマーのようなつま先が出るものにしましょう
頭寒ですから、頭は冷やすといいです
ただし、ここも間違って覚えている方多いと思います
冷やすのは耳から上
ですので、後頭部ならかなり上の頭頂に近い部分です
簡単なのはオデコを冷やすことでしょう
昼間の活動で熱量の増えた脳を鎮めます
また、首の後ろは温めると副交感神経が働き、よりリラックスできます
目や口、呼吸器に潤いを与え楽になります
首後ろから背中にかけてある僧帽菱形筋は肩こりとも関係が深いですから、
血行促進で肩回りも穏やかに眠ることができるでしょう
*参考資料 「Tarzan No.821」
::::::::::::::::::
ここまでが夜編になります
厳選はしましたが、朝からやること多いですよね?!
これがまたストレスになったりしたら、本末転倒です
まずはできることから、そしてそれを習慣にすることでストレスなくできるようになります
さあ、次回はいよいよラストです
運動と自律神経の関係に触れます
お楽しみに!!