『赤と青とエスキース』
また好きな作家さんが増えました。
青山美智子さん。
先日読んだ『お探し物は図書室まで』
包み込まれるような優しい温もりに心溶かされ、
他の作品も読んでみたいと思っていたところ
こちらに出会いました↓
なんと格好いいタイトル!
「エスキース」とは下絵とかスケッチのことだそうです。
個人的には赤と青は
私が(そしてアテナも)本質的に持っているカラー。
大好きな色でもあります。
ということで、このタイトルにまず強烈に惹かれたわけです。
行ってみたい街、メルボルンが舞台になっているのも惹かれた一つ。
主人公が違う4つの短編集なのですが、
その4つの物語が最後、エピローグで全て繋がり
エピローグを読みながら、えっ?えっ?えっ?の連続でした。
読み終わってすぐにもう一度最初から読み返したい!と
思いました。
本の紹介を改めて見てみたら「2度読み必至!」とありました。
まさに!
人生の奥深さ、
偶然の出会い。
そこに隠れている奇跡、つながり。
何気ない日常の後ろに潜む、壮大な世界を感じました。
気付いていないだけで
自分の人生の中にも
そんな壮大な物語が潜んでいるのかも!
と思うとゾクゾクします。
絵画、建築、音楽など
何かを後世に残せるって素敵だなぁ。
自分がいなくなっても
自分の作品が、色んな人々に触れられ
新たな物語が紡がれていく。。
私は何が残せるだろう?
この作品を読んで『冷静と情熱の間』も
何十年かぶりに読み返したくなりました。
あれも赤と青でしたね😊
お昼寝日和
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