『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』

 

『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』

ため息出るほど素晴らしく文章が上手!

日常の何気ないことを題材に書かれたエッセイですが
一つ一つの言葉の紡ぎ方がユニークで
意外すぎる表現にグングン惹き込まれていく本でした。

話が上手な人の話はずっと聞いていたいように
文章が上手な人の文章は、もっともっと!と読み進めたくなるものですね。

こんな文章を書きたいのだ!
私も。

著者が日常目にし、耳にすることと同じようなことを
私も目にし、耳にしているはず。
そんな日常の些細な事をこんな風に表現するとは!
と感嘆の連続でした。

言葉次第、表現次第で
日常は途端にキラキラと輝き始めるのだなと

そして『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』のタイトル。
このタイトルにも大いに惹かれたのですよね。

著者は編み物作家さん。
「書くことと編むことは似ている。」とのこと。
私は編み物はしない(できない)けど
何となくわかる気がします。

「すればするほど私が私になっていく」こと。
私にとっては一体何だろう?
是非そんなものを持ちたいですよね。


お芋を食べれば食べるほど、あたちはどんどん肥えてゆく。

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