言葉を贈る
「あなたのための短歌」を作る歌人、木下龍也さんという方を知りました。
依頼主からの「お題」に対してその人のためだけの短歌を一首作る。
一首1万円で販売しているそうです。
なんと斬新なアイディア!
お題は多種多様のようで、
もう会えなくなってしまった人への想い、
自分の背中を押してくれるような言葉、
今の悩みに対すること、などから
中には「鶏肉」「たこ焼き」なんていうものもあるそうです。
会った事もない、知らない誰からからの依頼。
限られたメッセージから伝わる思いを感じ取り
その背景も想像して作られる短歌。
どんなお題でも丁寧に向き合い、考え抜いて作られるようです。
「あなただけに」言葉を紡ぐ歌人。
「私だけに」向けられた言葉を受け取る依頼者。
そのお題にまつわる状況を完全に共有できなくても
心が寄り添ってくれていると感じると、ズドンと胸に響くのでしょうね。
今年の誕生日に友人から届いたメッセージ。
軽やかに風に乗って
踊るように伸びやかに
素敵な言葉だなぁと感動し、今年の標語にしました😊
爽やかな風が心に吹きこみ
肩の力が抜けて、深呼吸して伸びをしたくなる心地良さ。
こんな言葉をさらりと贈れる人に私もなりたい。
そして「言葉を贈る」の意識、動物通訳でも心がけたいと思う。
動物の問題行動や健康問題、亡くなった動物からのメッセージ。
例え同じようなケースでも、
オーナーさんと動物にとっては
自分たちだけの関係、自分たちだけの想いがある。
同じ言葉で片付けられるようなものではない。
「あなたたちだけに」の意識忘れずに言葉をお届けすること!
素敵な言葉がもうすぐ降りてきます。
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