児童相談所との連携

あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。

公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
について、
最新の情報、
皆様がお気づきでない可能性のある情報
をお届けしています。

皆様のご意見も
是非、お寄せいただければ幸いです。
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3月13日(土)の中日新聞の社説です。

「あまりに痛ましく、
 奇怪な事件だ。

 福岡県篠栗(ささぐり)町で、
 五歳男児を餓死させたとして、
 母親とその知人の女が逮捕された。

 周囲は異変に気付いていたが、
 児童相談所や町は
 有効策を打てなかった。

 保護責任者遺棄致死の疑いで
 逮捕されたのは
 ともに無職の母親と知人の女。

 母親は篠栗町のマンションで
 三人の息子と暮らしていたが、
 三男(5つ)に十分な食事を与えず
 昨年四月に餓死させたとされる。

 二人は『ママ友』として
 知り合った。

 知人の女は母子の生活に深く関与し、
 食事の量まで管理していたという。」

5歳児を餓死させた。
私には想像ができません。

本人は空腹感をどうやって
耐えしのいでいたのか。

そして、兄二人への
影響が心配です。

「毎年数十人の子が虐待死し、
 法整備とのいたちごっこが続く。

 警察庁によると、
 虐待事件は2014年から急激に増え、
 20年は前年比8%増の2,133件
 を摘発した。

 コロナ禍で親のストレスが
 子どもに向かった可能性が
 指摘され、過去最多を更新した。

 暴力や放置などで同7人増の
 61人が亡くなった。

 諸施策の柱は、
 虐待情報を受け付ける
 専用ダイヤル「189」の開設や、

 情報から四十八時間以内に
 児相が確認に出向くなど
 事態の早期把握だ。

 家庭内の問題として
 躊躇(ちゅうちょ)せず、
 行政や警察が積極的に介入する
 ケースも増えている。」

私たちは、虐待事件を知るのは
メディアの情報だけですが、

2020年も私たちが気づかない間に
61人もの命が奪われていたことを
知りました。

まだまだ、私たち周囲の気づきや
行動が不足していることも
知りました。

肝心の児相の能力不足。
我が、各務原市の現状を
確認します。

「その結果、
 とりわけ児相の責務は増している。

 人手不足による
 現場の疲弊も報告される一方で、

 子や親の現実を直視せず、
 組織に都合の良い解釈をするなど、
 依然として残る事なかれ主義
 閉鎖体質を追及する元職員もいる。

 福岡の事件では、
 母子を心配した小学校や幼稚園、
 住民、親族が情報を寄せていた。

 児相や町は四十回、
 家庭訪問や電話などで
 状況の把握に努めたというが、

 なかなか本人たちに
 会えなかったようだ。

 五歳児が力尽きる
 一カ月前に面会できたが、

 三人にけがなどの外傷はみられず
 『差し迫った危険はない』と
 判断したという。」

5歳児が餓死で力尽きる1ヵ月前、
「差し迫った危険はない」

母子を心配した小学校や幼稚園、
住民、親族が寄せた情報を
受けていた上での
「差し迫った危険はない」

私には信じられません。

「福岡県は第三者機関を設け、
 事件を検証する方針だ。

 なぜ有効策を打てなかったのか、
 生活保護を担当する福祉事務所
 警察との連携は十分だったのか、

 詳細が明らかに
 されなければならない。」

こういった指摘がありながらも
今までの事件は、残念ながら
同じ様に風化していっている様に
想っています。

私たち市民も、
私たちの周りからは
こんな子どもたちを
発生させないと

心に誓い、行動していく
必要があると想いました。

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