小学校と中学校の連携
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
について、
最新の情報、
皆様がお気づきでない可能性のある情報
をお届けしています。
皆様のご意見も
是非、お寄せいただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3月5日(金)の静岡新聞の社説です。
「文部科学相の諮問機関である
中央教育審議会(中教審)は
2022年度をめどに、
中学で行われている教科担任制を
小学校5、6年生に
本格導入すると答申に明記した。
対象の教科として
理科と算数、英語を挙げた。
専門の教員が教えることで
授業の質が高まり、
児童の学習意欲向上につながる
ことが期待される。
学級担任が
ほとんどの科目を受け持っている
小学校から、
教科担任制の中学に進学した際の
変化に戸惑う子どもは減るだろう。」
この中教審の報告以降、
多くのメディアがこの報告を
取り上げています。私も同じ想いです。
私が今、
メディアにお願いしたいのは、
現実の市町村の教育委員会と
学校の考えと動きです。現実、2022年度から
全国、どれだけの小学校が
実施できるのかが
知りたいと想っています。
「ただ、本格導入には
教員の確保が前提となる。
特に教員数の少ない小規模小学校では
現状のままの導入は現実的に厳しい
との声が現場から上がる。
子どもが第一という視点を忘れずに
導入を進めていかなければならない。
学校の規模に応じた教員の増員や
配置の工夫、中学との連携など
柔軟な対応が求められる。」
「教員の確保」という課題に対し
市町村の行政や教育委員会が
どの様に考えているのかが
私たちに伝わってきていません。我が、各務原市の市議会でも
この3月議会では、
どなたもこの問題を質問されて
いませんでした。
「小学校への
教科担任制導入の検討は、
教員の働き方改革が
出発点とも言われる。
兵庫県や横浜市など
先行して導入している地域では、
『空き時間ができ、
次の授業の準備に当てられる』
『子どもの提出物の確認ができる』
などと学級担任が利点を語る。
心身とも余裕ができれば、
授業のレベルアップが図られる。
児童には『授業が分かりやすい』
と好評という。」
教員の働き方改革の点でも
教科担任制は大切だと
想っています。多くの利点がある制度を
目の前にして、
その制度への移行にある課題は多くの皆さんの努力で
解決していきたいと
想っています。
「教科担任制が本格導入されれば、
より多くの教員の目で
児童を見守ることができる。
学級担任が気づかなかった
児童の問題点を
他の教員が指摘する場合もあろう。
担任1人で抱えていた学級運営の
負担の軽減にもつながる。
一方、学級担任でないと分からない
児童の変化もある。
今後、学級担任と教科担任の
連携や情報共有
がますます重要になる。」
私も同じ想いです。
現代、学校教育そのものも
変わっていこうとしています。中教審の答申の
「令和の日本型学校教育」を
目指すためにもより多くの教員の目で
児童を見守って頂きたいと
想っています。
「県内でも少子化に伴って増えている
小中一貫校では、事実上、
教科担任制が導入されている
学校もある。
中学の教員が
小学生に教えるだけでなく、
小学校の教員が得意な科目を
中学生に教えている。
一貫校でなくても、
同一地域にある小学校と中学が
連携を強め、
教員を融通し合うような
授業の形態も検討していくべきだ。」
この提案は大切だと想いました。
我が、各務原市では、
まだ、小中一貫校の計画は
聞いたことがありません。一貫校ではなくても
同一地域にある小学校と中学が
連携を強め、教員を融通し合うことは
素晴らしいことだと想います。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。