お尻をたたく
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
について、
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皆様のご意見も
是非、お寄せいただければ幸いです。
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3月29日(月)のハフポストの記事です。
「国際NGO『セーブ・ザ・チルドレン
・ジャパン』は
3月26日、体罰等に関する
調査結果を発表した。
20歳以上の男女2万人を対象に
1月に実施した意識調査によると、
子どもへのしつけのための体罰を
『容認』する回答者は
41.3%だった。
前回2017年の調査結果から
15.4ポイント減少したものの、
未だに5人に2人が体罰を
容認している結果となった。」
2020年4月から
「児童虐待防止法」と
「児童福祉法」
により、法令で「しつけのための体罰」が
禁止されました。我が国の保護者の皆さんの意識は
まだまだ、この状況です。
「『しつけのために、
子どもに体罰をすることに対して
どのように考えますか』
という質問に、
回答者は4つの選択肢から
選んで回答した。
①『積極的にすべきである』
②『必要に応じてすべきである』
③『他に手段がないと思った時
のみすべきである』
④『決してすべきではない』
2021年では①〜③の合計が
41.3%となり、
2017年の56.7%から
15.4ポイント減少した。」
質問が素晴らしいです。
③を選ぶ保護者の方々が
まだまだ、
多いのではないでしょうか。「決してすべきではない」
と多くの皆さんが
心に決めて頂きたいと
想っています。
「しつけで『たたく』行為について、
方法や体の場所などに
分けた問いでは、
『お尻をたたく』を
『容認』する人は5割を超えた。
体罰を『決してすべきではない』
と答えた人(1万1752人)でも、
内約29%が『お尻をたたく』を
容認している結果となった。
この点について調査のまとめでは、
『具体的にどのような行為が
体罰なのかという認識が
人によって異なっていることが、
体罰容認の意識に
影響を与えていると
推察される』と分析している。」
これも素晴らしい分析だと
想いました。
従来の日本人の発想だと
私は想っています。私の子どもの時代には
「けつバット」という
言葉がありました。なぜか、お尻なら
許された時代があったことも
事実です。
「1年前に体罰を容認していたが
現在は容認しなくなった
という意識の変化があった
回答者2656人に対し、
その理由を質問したところ(複数回答)、
『体罰等が子どもに与える影響を
知ったから』(56.1%)、
『虐待等の痛ましいニュースを
見聞きしたから』(52.7%)という
2つの理由が過半数を超えた。
法律による体罰の禁止を
理由にあげた回答者は16.6%だった。」
この分析も素晴らしいと
想いました。残念ですが、私は
「体罰等が子どもに与える影響を
知ったから」は選べていません。法律による体罰の禁止が
16.6%という数字は
日本の現実を示していると
想いました。政治と市民の距離が
遠いことを示しています。
「セーブ・ザ・チルドレンは、
今回の調査結果をふまえ、
国や地方自治体に対し
以下の4点について
提言するとした。
提言1:体罰等に関する調査を
国レベルで、かつ継続的に実施し、
子どもに対しても実施すること
提言2:子どもに対する体罰等を
容認しない社会をつくるために、
効果的な啓発活動を推進すること
提言3:子ども・子育て世代への
支援策を拡充し、
子育てに関連する
公的予算を増額すること
提言4:子どもの権利を、
大人と子ども自身へ
啓発、普及し、
教育していくこと」
「セーブ・ザ・チルドレン」の
活動が、広がっていくことに
期待します。そして、その活動に
私も参加していきます。
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