学力競争による甚大な弊害

あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。

公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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是非、お寄せいただければ幸いです。
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11月10日(木)の中日新聞「EYES」への
苫野先生の寄稿です。

全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)
において、全国トップクラスの成績を
キープしてきた石川県は、

多くの学校で、試験直前に

「事前対策」が行われており、
授業時間を削るまでして対策していた
ことが明らかになりました。

この試験対策に対する苫野先生の
ご指摘が寄稿されています。

子どもたちの学びに与える
試験対策の影響を学びました。
保護者の皆様にもご理解頂きたいと想いました。

 

「問題の根は、もっと深いところにある。
 競争主義が、いまだに教育界の主流
 であり続けていることだ。

 実は多くの研究によって、学力競争は
 学校教育にむしろ甚大な弊害をもたらす
 ことが解明されている。

 競争が前面に押し出されると、それに
 勝つ(負けない)ことが目的化し、

 学習それ自体に楽しみを見いだしたり
 熱中したりすることが
 妨げられてしまうのだ。」

競争主義が学校教育に与える
影響について学びました。

大学浪人時代の受験勉強が
あんなに楽しくない原因も
これだと想いました。

物事を学んでいるのではなく
点数を取る手段を強制されている
ことになるわけです。

「全ての子供たちの可能性を引き出す,
 個別最適な学びと,
 協働的な学びの実現」を
お願い致します。

「多くの研究が明らかにしているのは、
 長い目で見た学力保障や向上
 のために必要なのは、

 子どもや教師を
 競争のプレッシャーにさらすのではなく、

 子ども一人ひとりの存在を尊重した上で、
 『自分にはできる』という
 自己効力感を育むことである。

 本来当たり前のはずのこの知見を、
 教育界だけでなく
 世間でももっと共有していきたいと思う。」

ご指摘の通りだと想いました。
「全国学力テスト」の目的は
理解できます。

その点数を誤った指標にしないように
全国の教育長と校長先生に
お願いしたいと想いました。

そして、私たちも試験の点数で
子どもたちを判断することの
無いように注意します。

 

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