見ようとしなければ見えない世界
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
について、
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をお届けしています。
皆様のご意見も
是非、お寄せいただければ幸いです。
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11月15日(火)の中日新聞の記事です。
「2週間、精神科病院に通っていた。
精神保健福祉士の資格を取るための実習だ。
これまで『こちら特捜部』で、
日本の精神医療の特異性を伝えてきたが、
精神科病棟で実際に何が起きているのか、
自分の目と耳でありのままを知る機会
にもなった。」
中日新聞 特別報道部の
木原育子さんの記事です。
精神社会福祉士の資格を取るための実習で
素晴らしい学びを経験され、
それを素直に記事にされています。
国連から指摘されている問題点には
触れられてはいませんが、
現在の社会の偏見に対してのご意見は
多くの皆さんに伝わると想いました。
響けよ 届け 君の声
「驚くほどみずみずしい感性を
持っている人もいた。
会話の返答に数10分かける人も。
何故いつも私の隣に座るのかと思ったら
『呼吸がとても穏やかだから』
呼吸で人との心の距離を
つかむ人もいた。
彼ら彼女らと話すとき、
信じられないほど心が安らいだ。
なんて優しいんだろう。
花を愛で、皆で歌い、よく笑った。」
私が同じ体験をしても
同じ想いになれるのか。
自分の心に問いかけました。「ここは精神科病院だよ」と
声を掛けた、しかめっ面の声が
自分の声ではないか
自分に問いかけました。
「実習を終え、日常に戻った。
だが、あの純真無垢な
笑顔を向ける人たちが
いないことに気づく。
いかにこの社会が、
社会の流れに乗れる人だけで
構成されているかを思い知った。
冒頭のバスのように、精神を病む人を
異質な存在とする偏見は
社会に横たわる。
見ようとしなければ見えない世界は
確実にある。
その最たる存在が
精神医療だと痛感した。
まずは、この現場を知るところから
始めたい。」
日本の社会は、
現在でも
「見ようとしなければ見えない世界」
は、数々あります。日本の歴史が
この世界を作ってきました。今、私たちには、
見えない世界を無くすことが
求められていると
想っています。
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