途上国の願いが届いた

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11月22日(火)の中日新聞の社説です。

エジプトで開かれていた
国連気候変動枠組み条約
第二十七回締約国会議(COP27)は、

気候変動による「損失と被害」に特化した
新たな基金を創設することに合意でき、
終えることができました。

「『分断』は避けられた。
 これが最大の成果だろう。」
私も同じ想いです。

先進国が途上国に歩み寄る、
これがなぜ、こんなに困難なのか。
力のあるものが、力の弱いものを助ける。
当然と想うことが、できないことが
残念に想っています。

 

「『損失と被害』の議論は
 1991年、地球温暖化による海面上昇で
 水没の危機にある
 『小島しょ国連合(AOSIS)」が、

 その被害を補償する保険制度の創設を
 求めたことにさかのぼる。

 産業革命以来、二酸化炭素(CO2)など
 大量の温室効果ガスを排出しながら
 発展してきた先進国と、

 気候変動が引き起こす被害に対して
 脆弱(ぜいじゃく)な途上国
 COPの歴史は『南北対立』の歴史
 と言っても過言ではないだろう。

 『気候危機』は地球全体の課題である。
 両者が相応の責任を果たさなければ、
 国連が求める

 『今世紀末の世界の平均気温上昇を
  産業革命前の一・五度以内に抑える』
 という目標の達成はありえない。」

「損失と被害」の議論が、約30年間
放置されてきたことを学びました。

そして、ご指摘の内容に
同じ想いです。

私たちが住む
美しい地球を守るために
全世界がそれぞれの
相応の責任を果たすことが必要です。

「気象災害に苦しむ
 途上国の願いが届いた
 ことにより、気候変動対策は
 新たなステージに入る。

 ただ今回は
 基金の創設を決めただけ

 国際金融機関や民間資金を
 活用するとはいうものの、
 運用の詳細は来年のCOP28に
 持ち越した

 途上国グループの中には
 国内総生産(GDP)世界二位、
 温室効果ガス排出一位の
 中国も含まれる

 成果文書は基金の拠出先
 『先進国』とは限っておらず、
 中国の位置付けは、
 新たな火種になりかねない。

 『』はできたが
 『』を入れるのはこれからだ。」

ご指摘の通りだと想いました。

新たなステージで
どの国が指導力を発揮するのか。

金銭の拠出だけでなく、
水没の危機にある国々を
どの様な方法で救うのか。

思考力と技術力が求められています。
日本の技術力の活躍に期待しています。

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