教職の魅力が伝わらない教育実習

あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。

公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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12月2日(土)の中日新聞の記事です。

実習時間は長時間で、
担当する授業のこま数も過重だった。

教員免許の取得を目指す学生に必須の
教育実習で、実習先によっては
“ブラック”な職場環境を
先取りで体験する例もあると、

中部地方にある大学の教育学部の学生が
調査で明らかにした。

国会の質疑でも取り上げられ、
3月には文部科学省が
「適切な時間での実習やハラスメントの防止」
を通達。

学生の取り組みが実習のあり方を問い直す
きっかけになった、とする記事です。

 

「結果は、1日の実習時間は平均10時間23分
 で、最も長い人は13時間半にも。

 公立学校の教員の勤務時間は
 1日あたり8時間半(休憩時間を含む)と
 条例で定められているが、

 その時間内で1日の実習を終えられたのは
 30人中1人だけだった。

 期間中に担当した授業数は平均10.5こま
 平均以上だったのは12人で、
 最も多かったのは30こま(1人)だった。

 学生は
 『現場では、勤務時間の規定が
  有名無実化している
  退勤時間を過ぎても

  “残って当たり前
  という空気があり、
  必然的に実習時間も長くなっていた』
 と分析する。」

私は、先日、「社会福祉実習」で
約5週間の現場実習を経験しました。

ご一緒させて頂いた学生さんからは
教育実習はもっと厳しいと
聞かされました。

私の「社会福祉実習」も
学びも大変貴重でしたが、
負担は大変でした。

この記事に記載はありませんが、
負担が大きかったのは
毎日作成する「実習日誌」でした。
自宅に帰って来てから、毎日、
約3時間程度は必要でした。

この記事には、自宅での取り組みは
記載がありませんが、
教育実習には、ないのでしょうか。

「今、実習を起点に教育に関係した
 『デフレスパイラル』が進もうとしている。

 実習で教職を諦める学生が増加
 教員採用試験の倍率が下がり
 学校教育のレベル低下
 懸念されている。

 発端となる
 実習を変えなければいけない
 国も、実習を集中的に3週間で行うこと
 が良いのか考え始めている。」

多忙すぎる教育の現場を体験して
その多忙さが原因で
教員を諦める現状は
残念すぎます。

教員の定数を増やし、
1学級も20人程度に減らし、
教員以外の職員も学校に配置して
教育の質を向上する。

高校生や大学生から
教員候補をリストアップして
教員に育てる。

これも私の市長立候補の
公約にします。

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