「福島の教訓」へ能登半島からの警告
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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3月11日(月)の中日新聞の社説です。
「原子力災害対策指針については、特に
この地震を受けて見直さないといけない
ところがあるかというと、
私はないと考えています」。
原子力規制委員会の山中伸介委員長は、
1月末の定例記者会見で、こう述べました。
北陸電力志賀原発のある石川県・能登半島。
地震による道路の寸断や家屋の倒壊などにより、
原発事故で放出される恐れのある放射線から
逃れることの難しさがあらためて浮き彫りに
なりました、で始まる社説です。
「現行の指針では、
大量の放射性物質が
外部に飛散するような
原発事故が発生した場合には、
渋滞などの混乱を避けるため、
原発から5キロ圏内の
住民の避難を優先し、
5~30キロ圏内は、
放射線量が一定量を超えるまでは
屋内退避としています。
しかし、能登半島を襲った
地震の猛威を考えれば、
それはとても現実的とは言い難い。
土砂崩れや路面の崩落、
ひび割れなどが相次ぎ、
志賀原発周辺では、
県が原発災害からの
避難ルートと定める
国道や県道11路線のうち、
7路線が通行不能。
避難ルートにつながる町道なども
各地で寸断され、
30キロ圏内の同県輪島市と穴水町では
8集落で435人が
孤立状態に陥りました。」
ご指摘の通りだと想っています。
今回の「能登半島地震」が
示したことは、「今いる場所」から
「離れる方法がない」ことだと
想っています。原発から飛散する
放射性物質からは
「逃れる方法がない」ことが
示されたと想っています。命を守るには
放射性物質の排出源を
なくすしか方法はありません。
「政府はもう『福島の教訓』を
忘れたらしく、昨年、
『原発復権』に大きく
かじを切りました。
能登半島地震の発生から13日後、
ようやく被災地を訪れた
岸田文雄首相は、
志賀原発の再稼働について
記者から問われ、
『新規制基準に適合すると認めた
場合のみ、地元の理解を得ながら
再稼働を進める方針は
変わらない』と答えています。
やはり、現実を見ていない
としか思えません。
あの大震災から、
今日でちょうど、13年。
危険な『非常口なきマンション』
に国民を住まわせ続けてよいわけがない。
一度、立ち止まって考えよ-。
『能登半島からの警告』
ではないのでしょうか。」
昨年、亡くなられた
坂本龍一さんの言葉を想います。「なぜこの国を運営する人たちは
これほどまでに
原発に固執するのだろう。」原発に固執する理由を
お聞かせいただきたい。
自分たちのプライドや
選挙の票のためであればこんな無責任な原子力行政は
あってはならないと想っています。原発に固執する理由を
お聞かせください。
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