認知症がん患者本人によりそう
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
について、
最新の情報、
皆様がお気づきでない可能性のある情報
をお届けしています。
皆様のご意見も
是非、お寄せいただければ幸いです。
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4月5日(金)の中日新聞の記事です。
認知症の80代の男性は今年2月、
千葉県内の病院で内視鏡検査を受け、
胃がんが見つかった。
手術で摘出できると診断され、
主治医の前では「はい」と答えたが、
帰宅後には
「何も悪いところはない。
外科なんか通っていないよ」。
入院や手術の同意は困難だった。
医師・看護師やソーシャルワーカーなど
多職種と家族が
「本人は何を望むのか」を推測して
最善の方法を探り、本人の意思決定を継続して
支えることになった、とする記事です。
「がん診療連携拠点病院に
認知症患者への対応状況を尋ねた
初めての調査は昨年4~6月にあり、
451施設のうち256施設が回答。
『認知症のがん患者への対応で
困ったことがある』
と答えたのは97.7%。
具体的には
『大腸がん手術でストーマ
(人工肛門)を設置したが、
周囲にケアする人がいない』
など深刻な例が目立った。」
「認知症のがん患者への対応で
困ったことがある」と
調査した97.7%の病院が
回答しているのが現状です。認知症について
多くの皆様と情報を共有し、
認知症の皆様との接し方を
私たちが学ぶ時期です。私の住む各務原市でも
子どもたちへも含めて
「認知症サポーター養成講座」
などの研修が行われています。ぜひ、ご参加をお願い致します。
「2020年3月に出た医療機関向け手引書は
『認知症の人は
治療方針を決められないので
周囲が決めた方が良い』
という偏見や先入観があると指摘。
医療者や家族に対し、
患者本人の意思が尊重され、
本人が納得して選択できるように
支援を求めた。
認知症が重いとみられる場合は、
患者の意思決定能力を
多職種で把握し、
本人の意思決定が困難と
意見が一致した時は、
本人の価値観などを踏まえて
何を望むかを推測する
ように促している。」
2年間の学生生活での学びが
ここに凝縮されています。社会福祉士としまた
薬剤師として、地域住民として
この姿勢で取組んで行きたいと
想っています。
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