障害者グループホームでの子育て

あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。

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5月19日(日)の中日新聞の記事です。

全国の障害者向けグループホーム(GH)のうち、
結婚や出産、子育てに関する相談支援や自立支援
を実施しているのは1割程度にとどまることが、
厚生労働省の委託調査でわかった。

過去約2年間で実際に出産や育児を支援した事例
があったのは3%だけだった。

調査は北海道のGHで知的障害者が
不妊処置を受けていたことが2022年に発覚した
ことを受け、実施された。

厚労省によるとこうした調査は初めて
とみられる。

障害者の結婚や育児に対する支援が
全国的に見ても手薄であることが、改めて
浮き彫りになった、とする記事です。

 

「22年4月から調査時点まで2年弱の間に
 入居者から実際に相談があったGHは、
 妊娠・出産について が5%、
 子育ては4%。

 支援した例があったのは、
 いずれについても3%だった。」

障害者向けGHの実態の一端が
明らかになったと想っています。

全国のGH2600ヵ所を対象とし、
300ヵ所、約10%のみから
得られた回答。

回答できなかったGHは、
回答できる状況にないGHだと
私は想っています。

健常者が生活する社会とは
まるで別世界で障害のある皆様は
生活されているのが
日本の実態ではないでしょうか。

ノーマライゼーションの
8原則、その中でも
「あたりまえの成長の過程を
 たどること」を思い出しました。

「課題を聞くと
 『障害者の子育てを
  支える体制が乏しい

 『性教育を行う
  機会や人材の不足

 『支援のノウハウが乏しく
  どのような対応をすべきか
  わからない』といった
 意見が多かった 。

 厚労省はこれを踏まえ、24年度に
 知的障害者や支援者向け
 情報提供に乗り出す考えだ。」

調査にご協力いただいたGHの
正直な回答が素晴らしいと
私は想っています。

これが、GHの現状の課題であると
私も認識できました。
この課題をどう解決するかを
皆様と考えていきます。

厚労省の回答には
残念な想いです。

情報だけを提供するのではなく、
ノウハウとそれを達成する
資金支援の仕組みが必要だと
私は想いました。

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