「189」の接続率は低すぎる

あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。

公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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是非、お寄せいただければ幸いです。
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7月22日(月)の中日新聞の記事です。

虐待に関する児童相談所の対応ダイヤル「189」
にかけた際、数分間待たされた上、
相談の直前に通話が切れました。

過去にも「つながらない」と声が上がった
ことがあったようです。

虐待を受けた子どもや目撃した人、
子育てに悩む保護者らの声を素早くキャッチし、
迅速な支援につなげるための189。

厚生労働省が運用を始めてから今月、
10年目を迎えたダイヤルの現状を取材しました、
とする記事です。

 

事態を重く見た国は16年4月以降、
 音声ガイダンスを短縮し、

 携帯電話からの発信に
 オペレーターが対応する
 現在のコールセンター方式を導入。
 19年12月からは通話料も無料化した。

 これらの対策により接続率は改善。
 だが、こども家庭庁によると、
 
 昨年7月の189の総入電数2万1051件のうち、
 児相までつながったのは6757件で
 約32%にとどまっている
 
 月によってばらつきはあるが、
 現在も依然、6割以上の人が
 途中で電話を切っている状態だ。」

携帯電話から「189」に
虐待の通報をしても
児相に電話がつながるのは
約32%であることを学びました。

「事態を重く見た国」の対応が
この結果では「重く見た」と
いえるのでしょうか?

子どものためには
投資をしない政府の姿勢が
ここにも示されています。

「児童相談所の2022年度
 虐待相談対応件数は全国で
 21万9170件(前年度比
 1万1510件増)と過去最多を記録。

 岩城理事長によると、
 現場では職員が不足し、
 児童福祉士1人が受け持つ事案の数は
 40~50件ほどに上っているという。

 『公務員だけでは限界
  フットワークの軽い

  民間の支援団体を入れた
  支援の枠組みを作ることが
  虐待死を防ぐことにつながる』。

 一刻を争う虐待事件に対応してきた
 キャプナをはじめ、東京、大阪、
 名古屋の大都市圏のNPOなど

 189のオペレーター業務を委託する
 などのモデルケースで実績を作り
 全国に広げていくこと
 などを提案する。」

岩城理事長のご指摘の通りだと
想いました。

子どもたちを取り巻く環境は
保育所、学校、そして児相といった
ほとんどの場所で人手が
不足しています。

子どもの命が奪われても
子どもたちの環境整備に
投資しない日本政府。

原因は何なのでしょうか。
子どもたちの命を守る投資を
宜しくお願い致します。

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