多感な子どもの心の内を知る
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
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5月17日(土)の中日新聞の社説です。
人を殺してみたい-。
そんな恐ろしい衝動にかられて、
一緒に暮らしていた家族を
自宅の刃物で刺す。
事実とすれば、身の毛もよだつ凶行だ。
愛知県田原市で高齢夫婦が殺害された事件で、
同居する孫で高校2年の少年が逮捕された。
容疑を認めているという。
捜査が動機や犯行に至った背景を
明らかにするよう望む、で始まる社説です。
「その意味で、
田原の事件の少年が語る
『殺人衝動』という
心の闇は深いと言えよう。
本当に特段の
トラブルなどがなかった
のだとしたら、
なぜ、その異常な衝動が、
ともに暮らしている
肉親へと向かったのか。
おぞましい犯行の前に
何らかの兆候は
なかったのだろうか。
捜査当局には、
学校など各方面の協力を得て、
少年の心理のひだにまで分け入り、
事件の全容を解明する
よう求めたい。」
1989年に国連において
「子どもの権利条約」が採択され、
日本は1994年に、
この条約に批准しています。しかし日本は、
この条約で求められている
「子どもの権利」がほとんどと言ってよいほど
認められていないだけでなく、「子どもの権利」の内容すら、
日本の社会では
知られていないと
私は想っています。日本で発生している
子どもたちによる事案は、注目されていない「子どもの権利」
と関係があると
私は想っています。
「事件につながらずとも、
多感な10代の
心の内を周囲が知ること
は容易ではない。
いじめ事案などでは、被害者はむしろ
家族にこそ
心情を吐露しにくい傾向
も指摘されている。
それでも大人は、とにかく
子どもたちに
『目を凝らし』
続けていくほかないだろう。」
「大人は子どもたちに
『目を凝らし』続けていく」
私は少し意味が違うと想いました。「子どもの権利」では
第12条で「意見表明権」
が示されています。「子どもの意見表明権」については、
いろいろな解説がありますが、「子ども自らが大人との間に
対等な応答関係をきずくこと」
だと私は想っています。大人が一方的に子どもに「目を凝らす」
とは、違うのではないでしょうか?
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