「成年後見」の普及が遅れている
あなたの頼れる御用聞き 北浦一郎です。
公教育、命の大切さ、環境、女性活躍
について、
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をお届けしています。
皆様のご意見も
是非、お寄せいただければ幸いです。
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6月5日(木)の中日新聞の記事です。
高齢や障害などにより、
自分一人でさまざまな
意思決定をするのが難しい人を
法的に守る成年後見制度は、
今年で開始から25年を迎えた。
身寄りのない高齢者が増える中で
需要は高まっているはずだが、
十分に利用されていない。
どんな課題があるのだろうか、
とする記事です。
「最高裁によると、全国の
利用者は25万4千人
(24年末時点)で、
成年後見制度利用促進法
ができた16年に比べ
2割増えた。
だが認知症の高齢者
に限っても既に
443万人を超え、
1人暮らしの高齢者
は5年後に
900万人に迫る
と推計されている。」
認知症の高齢者は443万人とされ、
このうち、単身者は
成年後見制度を利用するべきと
私は想っています。半分の約200万人が対象と考えても
利用率は約10%です。成年後見制度が知られていないのか?
後見人を信頼できないのか?制度を学びながら
社会福祉士の資格を取得し、
地域貢献を目指す私には
残念な現状です。
「法制審議会や検討会議では
こうした課題を議論
している。
身上保護をより充実させ、
後見人の交代や利用中止
もできる仕組みづくりや
自治体と地域の連携強化
を目指している。」
少子化対策が子育て支援対策に
すり替わっていることや
高額療養費制度の限度額引き下げに
当事者の参加がなかったことなど当事者の実情を知らない
官僚や政治家が勝手に制度、政策を
検討し、大きな問題が
指摘されています。この成年後見人制度も
同じ過ちを犯さないように法制審議会や検討会には
当事者の声が反映できる状況での
検討を、宜しくお願い致します。「当事者の当事者による
当事者のための政治」
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