素敵すぎる小平奈緒選手の引き際

 

「小平奈緒選手、現役引退レースで優勝。有終の美を飾る。」
昨日のニュースで見ました。

小平選手は競技選手としての強さはもちろん、
スポーツマンシップや素晴らしい人間性でも
注目されてきた選手ですよね。

柔和な表情、静かな口調。
でも発する言葉は、日々自分と向き合い
勝負の世界で生きてきた人の強さと深さを感じます。

何者かになろうとしない。
自分自身がその 何者 なんだ。

 

負けることさえ自己表現の場。

これは今年の北京オリンピック前の言葉。

北京オリンピックでは直前の怪我もあり
残念ながらメダルには遠く届きませんでした。

でも「負けた」という印象は不思議と全くありません。
人との勝負というものを超越し、
自分自身と勝負しているのだと見ていて分かったからだと思います。
自分との勝負では間違いなく勝利したのだと。

オリンピックの後、半年後の全日本選手権で引退することを発表。
500mのレース一本。
時間にしたら、たったの40秒弱。
その一本の為に、半年間本気で取り組んできた日々。

自分が子供の頃に見た長野オリンピック。
その同じ会場で、満員のお客さんの前で、
夢中でTVを観ていたあの空気感の中で滑れたことが
オリンピックより、世界記録より嬉しかった、と。
改めて素敵な人だなぁと思いました。

引退レースで優勝するなんてカッコいいですよね!
まだまだスケートでの活躍を見てみたい気持ちもありますが
スケートリンクを飛び出したい、外の世界で冒険したい、
の想いで引退を決意したとのこと。

今後どんな挑戦をしていくのか分かりませんが、
きっとどんな世界でもその道を深く追求し
輝いていくのだろうなと思います。

これからも応援していきます!
お疲れ様でした。


Ready, Set, Go!

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