令和の千本ノック
先日ヘアメイクをして頂く機会がありまして。
駅の近くのアトリエはるか。
朝早い時間にも関わらず、次々とお客さんが来店。
七五三のお子ちゃま、そのお母さん、結婚式に参列する若い女の子、親戚と思われるおばさま方。
何らかの撮影に臨む人、男性の眉毛カット、などなど用途も年齢層も様々。
一人終わったら休む間もなく次の方に取り掛かる。
しかもオーダーは明確になっている人の方が少なく、
「こんな感じで」の漠然としたイメージばかり。
まずはそのイメージを擦り合わせ、
限られた時間内に手際よく作り上げていく。
それは「さばいていく」の表現がピッタリです。
それでも決して雑な訳ではなく
技術はやはりプロフェッショナル。
その手際良さと出来栄えにひっそり感動していました。
あの環境は鍛えられるなぁ。
まさに「百戦錬磨」です。
マネキンでの練習、テキストや動画を見ての学習、
イメージトレーニング。
それらももちろん大事だとは思いますが
現場でこうしてお客様に対すること。
これ以上の訓練はないですよね。
外国語を学ぶのも、技を披露する発表会も、
文章を書くのも、お客さんにセッションするのも
どんなことでも同じですよね。
本番ほど多くを学べるものはない。
千本ノック方式。
昭和のスポ根です。
量は質を凌駕する。
次から次にお客さんを綺麗にしていく様子を目の当たりにして
大切なことを学びました。
あたちもカットしてもらうと綺麗になります。
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